
59 アミガサハゴロモの幼虫
体長は約3mm。 尾端にロウ物質でできた毛束を持っていて、写真では、この尾端をグッと上に向けて曲げ、毛束を思いっきり広げています。 上から見ると、こちらの写真のように、この毛束で体を隠すことになります。
動き回る時は、毛束を閉じ、尾端を水平にします。 もっとも、植物の汁を吸う生活ですし、敵に襲われた時は、別の逃げ方がありますし、あまり動き回る必要も無いですが・・・ 動き回るのは、私がいじめた時かな?
さて、その危険を感じた時ですが、驚くほど勢いよく、真上に数十cmも飛び上がります。 そして、尾端の毛束を広げてパラシュートのように使い、フワフワと軟着陸します。 もし鳥がつつこうとしても、ジャンプされた時点で見失い、羽毛の欠片のようにフワフワ降りてくるものをよもや同じ虫だとは思わないでしょうね。
この幼虫によく似たベッコウハゴロモの幼虫はこちらです。