カテゴリー「自然」の23件の記事

2009年9月21日 (月)

湿地の植物はなぜ小さいか

 これまでミミカキグサホザキノミミカキグサヒナノカンザシと湿地の植物を記事にしてきましたが、みんな小さな植物でした。 その記事のコメントで、湿地にはなぜこんな小さな植物が見られるのかという質問をいただきましたので、今日はそのことについて考察したいと思います。
 人工的に作られたため池では、限られた面積に効率よく水を貯めるために四方に堤を築きますので、いわゆる湿地は存在しません。 しかし自然にできた池には、斜度の緩やかな場所に湿地が広がっている場合があります。
 そのようななだらかな地形にある池に流れ込む穏やかな流れで運ばれる土は、たいへん細かい粒子であり、流れの無い池で沈殿して粘土となる場合も多いでしょう。
 ところで、植物の根も生きています。 生きていくためには酸素が必要です。 ところが、粘土質の土壌には隙間が無く、水分をたくさん含んでいたとしても、水がおき換わらず、酸素をたくさん溶かした水が入ってきません。 つまり粘土質の土壌では、いつも酸素不足になりがちです。 それに粘土質の土壌は、少し深くなると、上の重みで固められ、根も入り込みにくくなります。
 つまり粘土質の土壌では、植物が根を十分張ることができず、根の発育が不十分だと、根で吸収する栄養塩類の補給も不十分になりますし、大きな地上部を支えることもできません。 つまり大きくなる植物は育ちません。
 でも、大きな植物が育たないということは、小さな植物にとっては日陰にされないということであり、粘土質の土壌環境にあっても何らかの工夫をして生きていける植物にとっては、小さくても光が十分な環境だということになります。

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   地表にへばりついて生きるトウカイモウセンゴケ

 

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2009年5月15日 (金)

茅場の虫たちの日向ぼっこ?

 昨日の記事で、岩湧山山頂の茅場に、たくさんのシモフリコメツキ(の仲間)がいたことを書きました。
 しかし、ススキの茎に登るのは、シモフリコメツキの種に特異的な行動では無いようです。 たしかに茅場にはシモフリコメツキがたくさんいて、同日に岩湧山の他の場所でシモフリコメツキを見かけることは無かったのですが、よく見ると、茅場のススキの茎には、シモフリコメツキ以外にも、いろんな昆虫がいました。 昨日の記事の1枚目の写真の赤い円で囲んだ虫たちも、全てがシモフリコメツキではありません。

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   ドロノキハムシ

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   イタドリハムシ

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   カミキリの仲間

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   ヤマトシリアゲ

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   ガガンボの仲間

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   ナナホシテントウ

 これらの虫たちは、どうしてこんな目立つ所に出てきてじっとしているのでしょうか。 鳥などに狙われないのでしょうか。

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2008年12月19日 (金)

鴨撃ち

 林のあちこちに点在している池に鴨が来ている。 その鴨を撃ちに早朝から出かける。 愛犬のハヤテ(犬種はポインター)は、においをかぎつけたようで、頭を低くして前を凝視し、静かに進む。
 池の縁まで3m位の所で、ハヤテはピタッと止まる。 尾をピンと伸ばし、全身は緊張感に包まれ、ピクリとも動かない。 どうやら鴨も私たちに気づき、やりすごそうと、池の縁に生える草の茂みにもぐり込み、息をひそめているようである。
 獲物はハヤテの凝視している先にいる。 私は静かに散弾銃を構え、「行け!」と声をあげる。 ハヤテは突進し、鴨は驚いて飛び立つ。
 ダーン・・・ 静かな山間に散弾銃の音がこだまする。

 上は、道で出会ったハンター(下の写真)に聞いた話を元にして作った話です。 持っておられる銃の射程距離は、約30m。 今は愛犬が亡くなり、一人で歩き、視認できる鴨を狙っておられるようです。 鳥も少なくなったが主目的は健康維持との事で、カメラ片手に歩く私と共通する部分があり、方法は全く違いますが自然を楽しむところにも共通点が感じられ、話が弾みました。

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 散弾も見せていただきました。 これは鳥用で、イノシシ等を撃つ時のものは、同じ大きさの所に9つの鉛弾が入っているとの事です。

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 ところで、鳥猟犬種としてはセッターとポインターがよく知られています。 セッターが獲物を見つけるとセッティング(伏せて知らせる)するのに対し、ポインターは、最初に書いたように、獲物を発見するとその前方に立ち止まり、姿勢を低くして鼻先を獲物の方向に突き出して凝視し、ポイントする事からポインターと名付けられたとのことです。 銃の飾りには、鳥猟に参加しているポインターの絵が書かれていました。

Hunter_2

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2008年12月14日 (日)

クヌギの根元

 河内長野市の清水付近を歩きました。 細く続く道に沿ってクヌギが並んでいます。 でも、このクヌギ、どの木も根元が異常に膨らんでいるように見えます(下の写真)。

Kunugi081129_1

 下の写真では、奥のクヌギは上と同じように根元が膨らんでいるように見えますし、手前のクヌギは、膨らんだ部分から2本の幹が出ています。 クヌギの本来の樹形は、株立ちになることはありません。

Kunugi081129_2

 なぜこのような姿になったのでしょうか。 じつはこのような姿にしたのは人の営みなのです。
 炭が大切な燃料だった頃、クヌギは炭の材料にたくさん使われました。 また、シイタケの榾木(ほだぎ)や薪としても、クヌギはよく使われました。
 クヌギは萌芽力の強い木です。 地上部を少し残して伐採すると、その残された部分から新しい枝が伸びてきます。 この枝は、根がしっかりしていますから、たいへん早く成長します。
 クヌギの幹を利用する側からすれば、ドングリから育てるよりも早く利用できる太さに育ってくれる方がありがたいわけですから、地上部を少し残して切る事を繰り返します。 つまり、上の写真の根元の太い部分は、切らずに残されてきた部分で、それより細い幹は、残された部分から伸びた枝が育った部分ということになります。 残された部分の右にも左にも枝が出て、両方が育てば2枚目の写真のようになります。
 下の写真のクヌギは、3本の株立ちのように見えますが、注意してよく見ると、やはり切られた痕があり、元の幹の痕は腐って洞になり、そこに腐葉土が溜まって、草が生えています。

Kunugi081129_3

 鹿の多い北摂(大阪府の北部)では、クヌギを切る高さを、そこから伸びる新しい枝に鹿の口が届かないように、高くします。 この残す地上部を、新しく枝が伸びる土台になる部分という意味で台場または台木とよび、台場を持ったクヌギの木を「台場くぬぎ」と呼んでいます。 長年利用されてきた台場くぬぎは、台場の部分がたいへん太くなり、おもしろい姿を見せてくれます。
 大阪市立自然史博物館には、北摂から運び込んだ本物の台場くぬぎの展示があります。

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2008年12月13日 (土)

樹皮下の越冬

 木は、幹が太くなるにつれ、樹皮のすぐ下で新しい樹皮が作られ、表面にあった古い樹皮は“はちきれて”裂け目ができ、順次剥がれ落ちていきます。 裂け目のでき方などは木の種類によって異なりますが、ケヤキの場合は、うろこ状に剥がれてきます。
 このケヤキの樹皮の“うろこ”の裏は、虫たちの良い越冬場所になっています。 11日に記事にしたクロハナカメムシなどもこの“うろこ”の裏で越冬するのですが、樹皮を剥いでいくと、越冬中のさまざまな虫たちが現れます。

Keyaki_juhi

 下はガのサナギです。 剥ぎ取った樹皮にくっついています。

Sanagi081129_1

 下はゴキブリの一種。 屋内で見かけるゴキブリの種類は限られていますが、多くの種類の家に入り込まないゴキブリがいます。

Gokiburi081129_1

 どんな虫が現れるのか、わくわくしながら樹皮を剥いでいくのはたいへん楽しいのですが、越冬中の虫たちの“布団”を剥いで寒風にさらすのは心苦しい面もあり、ほどほどで止めることにしました。

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2008年11月23日 (日)

肋骨雲

Rokkotuun081122_1

 昨日(22日)の大阪は雲も楽しませてくれました。 朝の蒸気霧のことは昨日のブログに載せましたが、2時過ぎにふと空を見上げると、見事に肋骨雲が広がっていました。
 上の写真には、雲の分類からすると、巻雲、巻積雲、高積雲が写っているのですが、直線状に伸びた雲の帯に直行する波状の雲が織り成す芸術です。
 今日の写真(1枚目と2枚目)も、クリックしていただくと、1024×680まで拡大できます。 大きなCRTをお持ちの方は拡大してお楽しみください。
 気象学上は、「肋骨雲」のような雲塊の配列による雲の分類は「変種」になります。

Rokkotuun081122_2

 上の写真のすぐ横では彩雲も見られました(下の写真)。

Saiun081122_1

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2008年11月22日 (土)

蒸気霧

Joukigiri081122_1

    写真をクリックして画面を広げていただくと、1024×680まで拡大できます。

 蓮田に連なる湿地でのできごとです。 昨日、少し雨が降りました。 夜露も降りたことでしょう。 とにかく葉の表面の水分は十分。 その下は元々湿地で、水分はたっぷり。
 それまで斜面の陰になっていたそんな所に太陽の光が当たり始めました。 暖められた水は水蒸気となり、それが冷やされ霧となり、写真のような幻想的な世界が広がりました。
 時間は朝の9時15分頃、そんなに寒くはありませんでした。
 この現象はほんの数分で終わりました。 周囲の空気も暖められたのか、蒸発しやすい条件にある水分が減少したのかは分かりません。
 こんな現象にはきっと名前がついていて、俳句などにも使われていると思い、調べてみましたが、見つけることができませんでした。
 似た現象として、暖かな水をたたえた海や湖や川の水面に冷たい空気が流れ込んできた時、水蒸気の急激な蒸発によって霧が発生することがあり、「気嵐」(けあらし)と呼ばれているようです。

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2008年11月14日 (金)

紅葉(岩湧山にて)

Kouyou081104_1

 岩湧山で見た植物などの今回のシリーズの最後に、紅葉の様子をいくつか載せておきます。 いろんな木や草が、それぞれの“個性”を出しながら紅葉していました。 でも、これらはほぼ2週間前の様子ですので、今はもっと紅葉も進み、違った植物も紅葉していることでしょう。

camera クマイチゴ

Kumaichigo081104_1

 

camera オカトラノオ(花はこちら

Okatoranoo081104_1

Okatoranoo081104_2

 

camera ヤマウルシ

Yamaurushi081104_1

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2008年8月28日 (木)

コマクサ・ニッコウキスゲ

 8月10日から六甲高山植物園や神戸市立森林植物園で見た植物や虫たちを載せ始めましたが、今回で18回目になってしまいました。 この間、季節も確実に進んで来ています。 まだまだ載せたい植物などが残っているのですが、そろそろこのあたりで、いったん植物園を離れ、家の近所に戻りたいと思います。
 今回のシリーズの締めくくりとして、コマクサとニッコウキスゲを載せておきます。 これらはあまりにも有名な植物ですので、解説は省略し、かわりに写真で少し遊んでみました。

Komakusa080809

Nikkoukisuge080809

 8月11日にも書いたように、今回は私、わんちゃん、Oさんの3人で出かけましたが、わんちゃんのブログでも、私が載せなかった植物も含め、六甲高山植物園や神戸市立森林植物園の植物などが紹介されていますので、下からリンクを張っておきます。
 折々の花~六甲高山植物園~
 折々の花~六甲高山植物園PARTⅡ~
 折々の花~六甲にて最終章~

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2008年5月17日 (土)

金剛山メモ080517

 今日、金剛山に行ってきました。 目的の第一は、5月6日に書いたヤマトグサの雌花を探すこと。
 この時期、金剛山ではヤマトグサはあちこちで見られます。 雄花をつけているとよく目立ちます。 といっても小さな草のこと、多くの人は気が付かないのでしょうが・・・

Yamatogusa080517_2

Yamatogusa080517_1

 ところが、そんなにたくさんあるヤマトグサを、ルーペでかなり真剣に観察したのですが、どうしても雌花を探すことはできませんでした。 発想を変えて果実を探しましたが、これも見当たりません。 何か根本的なところで思い違いをしているのかもしれません。
 怪我の功名で、ヤマトグサを真剣に見つめていると、傍にアオハコベ(ミドリハコベじゃありません)が咲いていました。 アオハコベは金剛山で初めて目にする珍しい植物です。
 他の植物のことをメモしておきますと、フタバアオイは4月29日に登った時と同じ姿で花をつけていました。
 ニリンソウは終わりかけていましたが、イチリンソウはまだ元気に咲いていました。
 ヤマシャクヤクはちょうど見ごろでした。 昨年は雨で痛んだ花でしたが、今年は美しい花を見ることができました。
 ヤマブキソウは4月29日に登った時には見つけることができなかったのですが、今年も大群落で咲いていました。 地上に葉を展開して花をつけるまでを短期間で行うようです。
 下は新緑のブナです。

Buna080517_1

※ 今日見たことを踏まえ、4月29日の金剛山の様子について書いた5月2日の記事を少し書き換えました。

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2008年5月 2日 (金)

金剛山メモ

 4月29日に大阪府側から金剛山に登ってきました。 どの時期にどのコースを取ればどんな花が見られるのか、私自身知りたくてネットで調べましたが、思ったより情報は少なかったので、コースのあちこちでたくさん見られた植物や、特記すべきことを記録として載せておきます。 なお、この日に見た植物のいくつかは、何日かかけて、1種類ずつこのブログに載せていくつもりです。
 今回は、ロープウェイ前から登りはじめ、ちはや園地を回って、山頂からカトラ谷を下りるコースを取りました。
 登りのコースでは、ヤマトグサは咲きかけ、ハナネコノメはほぼ終わり、フタバアオイはちょうど花の盛りでした。
 トウゴクサバノオは登りのコースに多く、サバノオはカトラ谷で見かけました。 どのような要因が両者の分布を分けているのでしょうか?
 ちはや園地ではシラネアオイがたくさん咲いていました(下の写真)。 きれいではありますが、私の感覚からすれば、金剛山は豊かな自然を楽しむ山。 フクジュソウやカタクリもたくさん植えられていましたが、どうも金剛山には植えられた植物は似合わないような気がしました。

Siraneaoi080429_1

 カトラ谷では、ニリンソウはかなり咲いていました。 もう少しでいちばん花の多い時期になるでしょう。 ヤマシャクヤクツクバネソウは、まだつぼみ。 ヤマエンゴサクエンレイソウは見頃でした。
 昨年みごとに咲いていたヤマブキソウは、その場所に葉すら見当たりませんでした。
 カトラ谷でミソサザイがあちこちでさえずり、巣材をくわえてウロウロしている個体にも出会いました(下の写真)。 巣作りが始まっているようです。

Misosazai080429_1

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2008年4月 1日 (火)

ナノハナ

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 春の気分を撮りたくて、菜の花畑を撮ってみました。 撮影場所は、河内長野市小山田です。
 「ナノハナ」はアブラナなどの仲間全体を呼ぶ場合に使われることが多く、油を取るためのものや、野菜として使用するものなどがありますが、これらの仲間は交雑して雑種が生まれやすい植物です。 写真はたぶんセイヨウアブラナでしょう。
※ 写真はクリックすると拡大できます。

Nanohana080322_2

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2008年3月29日 (土)

コイのおしくらまんじゅう

 今日、ニサンザイ古墳を見てきました。 たくさんいたオシドリたちカモ類は、そのほとんどが既に旅立ち、堀は寂しくなっていました。 残っているカモたちは、コガモ数十羽に、ホシハジロが1羽、オシドリ1番と、あとは渡りをしないカルガモだけ。 オシドリ夫婦は旅立ちの準備でしょうか、古墳の周囲をさかんに飛び回っていました。
 そんな堀で波立っているところがあります。 見ていると時々魚の口が見え、口にはヒゲがありますので、コイでしょう。 10匹ほどが集まっておしくらまんじゅうをしているようでした。 このような“コイのおしくらまんじゅう”は、堀の数箇所で行われていました。

Koi080329_1

 古墳の堀には浅瀬がありません。 正確に言うと、ニサンザイ古墳の堀には普段は浅いところがあるのですが、今は水が抜かれていて水面が低くなってその場所は干上がっています。
 コイの産卵行動は「のっこみ」として知られています。 つまり、集団で浅瀬に来てバシャバシャやるのですが、このように浅い所の無い堀では、水面近くでのっこみに代わる産卵行動をしていたのでしょうか?

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2008年2月25日 (月)

田起こし

 今の時期、田では「田起こし」が行われています。 田起こしは、稲刈りの後に残った株や藁などを土中に戻して発酵させるために行うものや、田植え前に肥料を混ぜるとともに土を均すために行うものなどもあるようですが、この時期の田起こしの目的は、土をひっくり返して寒気に当てることで、作物に有害な菌を殺すのだと聞いたことがあります。 とにかく、この時期に土を耕しておくと、土の状態が良くなるようです。
 田起こしを始めると、鳥たちが集まってきます。 土の中に入っていた虫や埋もれていた種子などが掘り出されるのを、鳥たちは知っているのです。

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 ちょうど田起こしをしている所があって、ムクドリが集まっていました(上の写真)。 人や耕運機の大きさと鳥たちの大きさが違いすぎて、どちらかしか写せないのが残念ですが・・・
 この田の横にあるフェンスには、2羽のモズも来ていました(下の写真)。 こちらは虫専門。 モズは縄張りが強く、2羽が並ぶことはそんなに無いのですが、仲良く(?)並んで、虫が出てくるのをじっと待っていました。

Mozu080224_1

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2008年2月14日 (木)

ヒメガマ

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   '08.2.11. 堺市東区の大津池にて
 晩秋からほぐれ始めたヒメガマの穂絮(ほわた)ですが、絮解きもかなり進み、風に乗って、さかんに種子を散布していました。 逆光で見ると、まるで風花が舞うような風情です。

 ガマの仲間の花は、びっしりとつまった雌花の穂のすぐ上に、やはりびっしりとつまった雄花の穂がつくのですが、今はもう雄花は散ってしまって軸を残すのみ。 雌花が種子となり、ほぐれてきているのが今の姿ですが、かなり長期間にわたり、種子を散布し続けるようです。

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2008年1月18日 (金)

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    写真をクリックすると拡大できます
 寒い朝、霜がきれいです。 写真は霜が朝日を浴びて少し溶け出し、その水が光を反射している時を狙って写したものですが、ピントの合っている手前では、まだ氷の結晶の形が分かります。
 写真はオオイヌノフグリの葉についた霜ですが、こんなに外側に氷の結晶ができていても、細胞の内部に氷はできていません。 というか、もし細胞内に氷ができたら、氷は体積が増えるため、細胞の構造が壊されてしまいます。 つまり細胞は死んでしまいます。
 なぜ細胞の内部に氷ができないのかといえば、細胞内の水はいろんなものを溶かしているからです。 氷は水分子が作る結晶です。 つまり水分子が規則正しく手をつなぎあったものです。 水分子の間にいろんな分子やイオンが混ざっていると、それらの分子は水分子が規則正しく手をつなぐ邪魔をします。 つまり凍りにくくなります。 つまり、水が溶かしている物質の濃度が高いほど、水は凍りにくくなります。
 寒い冬に凍らずに元気に生きている葉の細胞は、細胞内の物質の濃度を高めることで、凍りにくくなっているのです。

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2007年7月 2日 (月)

クヌギの樹液が出はじめました

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 クヌギの樹液が出はじめていました。 いつも何かの虫が来ている“居酒屋”の開店です。
 さっそくズアカムカデ(上の写真)、キマワリ(下の写真)、ショウジョウバエなどの“お客”が来ていました。

Kimawari070630

 昨年の“お店”の様子はこちらにまとめてあります。

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2007年6月16日 (土)

ワレモコウの水孔

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 6月9日に雨あがりの水滴の写真を載せましたが、今日の写真は水孔から出た水玉です。 雨は昨日早朝に上がり、今日は朝からカンカン照り。 今日10:45の撮影ですから、雨の水滴が残っているわけはありません。 だいいち、雨などで濡れたのなら、こんなに葉の縁にだけきれいに水滴がつくはずもありません。
 眼で見るといろんな色にキラキラ光ってとても美しかったのですが、この色を写真に撮ろうとすると、ピントをぼかさなければならなかったようです(帰ってから気が付きました)。
 水孔のことは、4月8日の記事に載せています。

Suikou070616_2

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2007年4月10日 (火)

大蓮公園のソメイヨシノとヒドリガモ

 8日の日曜日、泉北ニュータウン内にある大蓮公園(サイドバーに地図があります)の大蓮池周囲に植えられたソメイヨシノは散り初め。 花吹雪の下、たくさんの人が花見を楽しんでいました。
 池に浮かんだ花びらも趣があるもの。
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 池にはまだたくさんのヒドリガモが残っていました。

Oohasu070408

Hidorigamo070408

   ヒドリガモのオス(奥)とメス(手前) H19.4.8.堺市大蓮公園にて

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2007年3月 3日 (土)

本格的な春到来

 今日の大阪の最低気温は9℃、最高気温は17.3℃でした。 散歩に出ると、ミツバチは飛び回り、落ち葉の上に止まっていたテングチョウも、近づくとパッと逃げる元気さ。キタテハも飛んでいました。 クヌギカメムシの卵も、かなり孵化が進んでいました。
 花はというと、園芸植物では、以前から咲いているスイセンやオウバイなどに加えて、ジンチョウゲ、ボケ、マンサク、ヒカンザクラなど、野草では、オオイヌノフグリ、ヒメオドリコソウ、ホトケノザ、ナズナ、カンサイタンポポ、タネツケバナなどなど、たくさんの花。
 関西では、東大寺二月堂のお水取り(3月1日~3月14日)が済むまでは本格的な春は来ないといわれていますが、今年に関しては、もう立派な春ですね。
Hotokenoza070303    ホトケノザ H19.3.3. 堺市フォレストガーデンにて

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2007年2月13日 (火)

ウグイスのさえずり

 朝7時前の出勤時、家を出てすぐの、低木の混じる草ぼうぼうの空き地で、ウグイスのさえずりを聞きました。 まだ弱々しい声でしたが、確かな ケキョ ホーホケキョ。
 春が来たと喜ぶべきか、暖冬の異変を心配すべきなのか・・・

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2007年1月29日 (月)

春を呼ぶウメの花

 1月下旬にしては温かい日が続いています。
 昨日の散歩で、泉北ニュータウンの近くにあるフォレストガーデンでは、もうウメの花が咲いていました。
 春はすぐ近くまで来ているようです。

Koubai

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2007年1月24日 (水)

池干しに集まるサギ

Aosagi 大阪平野にはため池がたくさんあります。私が通勤に使っている電車か らも、たくさんのため池が見えます。
 冬、ため池では、水を抜き、池底の泥を乾燥させたり、底ざらえをして、水質悪化を防ぎ、水量確保と池の保全のための作業が行われます。
 今日も電車から外を見ていると、水が少なくなっている池がありました。池にはサギなどの鳥がたくさん集まっていました。
 水が少なくなって魚などの餌を捕らえる大きなチャンスなのですから、冷たい水に足をつけることなど、鳥たちは平気なんでしょうね。

 写真は、この冬、近所の大蓮池の池干しの時に撮ったアオサギです。

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