カテゴリー「魚」の2件の記事

2010年1月16日 (土)

ヌマムツ

 ヌマムツは体型はオイカワなどとよく似ていますが、体側には太い紺色の縦帯があります。

Kawamutu100109_1

 なお、よく似た魚にカワムツがいて、2003年まではカワムツとヌマムツはどちらもカワムツという名前で呼ばれていましたが、ヌマムツの方が側線鱗数が多いことや体側の縦帯がやや薄いこと、胸びれと腹びれの前縁が黄色ではなく赤いことなどの違いがあります。 また、カワムツが河川上中流などに住むのに対し、ヌマムツは湖や大河川などの緩やかな流れを好みます。
 渡辺昌和氏の越辺川での研究では、河川が護岸されたり堰が増えたりして流れが緩やかになると、オイカワが減ってヌマムツが増えることが判ってきています。

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2010年1月15日 (金)

オイカワ

 寒い日が続いています。 水の中はさぞ冷たかろうと思うのですが、その中に暮らす魚にとっては、それがあたりまえの環境です。 そればかりか、もう婚姻色が出はじめているものもあります。 そんな様子を見ると、春が一歩一歩近づきつつあるようです。

Oikawa100109_1

 オイカワは、ウグイ、カワムツやヌマムツなどと共に、「ハヤ」と呼ばれることの多い魚です。
 町の中の川で魚を見かけた場合、いちばん可能性の高いのは、このオイカワでしょう。 オイカワは日当たりがよく、止水よりも水流のある所を好みます。 町の中を流れる川は河川改修で河床が平坦になり、流れが緩やかです。 このような環境はオイカワの好むところですし、オイカワは水の汚れにも比較的強く、ある程度の生活排水の流れ込む川にも住むことができます。
 橋の上などから下を泳ぐオイカワを見ると、灰青色で、背鰭の前に少し白っぽい斑が見える程度ですが、横から見るとなかなか美しい魚です。
 オイカワは生長すると体長が15cmほどになる魚で、写真のオイカワはその半分くらいの体長ですので、まだ濃い婚姻色を出せるまでにはなっていないのですが、それでもこれから春の終わり頃の繁殖期に向けて、ますます美しくなっていくことでしょう。

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