コウガイビル
大阪は今日は朝から雨模様。 雨の日には雨にふさわしい話題を・・・ ただ、多くの場合、記事の最初に写真を置いているのですが、今日の写真は、心の準備のために、記事の最後に載せました。
今日の記事にしたのは、先日山で見たコウガイビル(の仲間)です。 半月ほど前には自宅で真っ黒なクロコウガイビルを見ました(出勤前で写真に撮ることはできませんでした)が、いずれも雨の降った後でした。
コウガイビルの仲間は、日本に数種類がいますが、よく分かっていません。 しかし、ナメクジやカタツムリなどを餌にしていて、乾燥には弱く、普段は湿った落葉の下や石の下などに隠れていますので、あまり知られていませんが、そんなに珍しい生物ではありません。 また最近では都市部では外来種のオオミスジコウガイビルという大型種が侵入し、目立ってきているようです。
形態は、頭部が扇形で、長さは数十cmが普通ですが、大きいものでは1mを超えます。 名前は、「昔の髪結いに使った笄(こうがい)に似たヒル」から来ています。 分類学的には扁形動物で、この名前のとおり、厚みは普段はほとんどありません。 「ヒル」という名前がついていますが、ヒルやヤマビルなどは環形動物で、体のつくりは全く違います。
扁形動物は、筋肉も神経系もまだそんなに発達していない動物群で、動きはのろく、口は体の中央の腹面にあります。 扁形動物に属する他の生物もそんなに種類があるわけではなく、名前のよく知られているものとすれば、高校の生物の再生の実験材料として知られているプラナリアくらいでしょう。
写真は、カタツムリを食べているコウガイビルの仲間です。 種名は分かりません。 体の腹面中央にある口から白っぽい吻を伸ばし、カタツムリの殻に差し込んでいるようです。 カタツムリの肉を消化液で溶かして吸っているのでしょう、普段は扁平な体が丸々と太っています。
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