エノキ裏うどんこ病菌の子嚢殻
ここにあった記事は、一部書き換えのうえ、こちらに引っ越しています。
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アラゲキクラゲがマメヅタと絡み合うようにして発生していました。(2月11日撮影)
アラゲキクラゲは広葉樹の枯木などに発生する担子菌です。 よく発生するのは夏~秋ですが、冬にも発生します。
名前のとおり、キクラゲよりも背面の細かい毛が目立ちますが、キクラゲ同様食べられますし、キクラゲよりも歯ごたえが良いと好む人もあります。 栽培もされ、「アラゲキクラゲ」や「毛木耳」などの名前で販売されていますが、キクラゲと区別せずに「木耳」の名前で売られていることもあるようです。
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写真はキクラゲの一種だと思います。 冬にもこんなきのこが発生するのだということで載せておきます。
大きくなるとコップ状になっていました。 下はその断面です。
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堺自然ふれあいの森で、切られたコナラに生えていたヒイロタケです。
ヒイロタケ(緋色茸)は、春から秋に広葉樹の枯れ木や切り株などに発生する白色腐朽菌です。 白色腐朽菌とは、木材のリグニンを分解することができ、木材を白く腐朽させる菌です。
木材の主成分は、セルロース、ヘミセルロースとリグニンです。 細胞壁の主成分であるセルロースをヘミセルロースが取り囲み、リグニンが接着剤のように隙間を埋めることで強固な構造を構成しています。 特にリグニンはたいへん安定な物質で、これを分解することのできる生物は限られています。
白色腐朽菌は褐色のリグニンを分解することで、セルロースなどの成分を自らの栄養源として利用すると共に、生態系の中で、分解者としての大切な役割を果たしているのですが、ヒイロタケの木材腐朽力はたいへん高いことが知られています。
上は傘の裏を拡大して撮ったものです。 傘の裏は表より濃い朱色であることと、微細な孔がたくさん開いていることが分かります。 この孔は管孔とよばれ、胞子の出てくる孔です。 上の写真は、写真の幅が1cmですので、この管孔は肉眼ではほとんど見えません。
ヒイロタケとよく似た色のキノコにシュタケがあります。 シュタケは本州の高地や北海道などの涼しい所に分布するキノコですが、ヒイロタケと見分けるポイントとして、シュタケの管孔は肉眼ではっきり見える大きさです。
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写真は変形菌のシロウツボホコリだと思います。 堺自然ふれあいの森の朽ち木の上で、たくさんの子実体を形成していました。(写真は2枚ともクリックで拡大します。)
最近は生物を植物と動物に二分する分類はほとんど行われなくなりましたが、この変形菌を植物・動物のどちらかに入れるとすれば、動物に入ります。
変形菌については、このブログでもこれまでに、ムラサキホコリ、ツヤエリホコリ、ツノホコリ、タマツノホコリなどを載せてきました。 生活環などについてはそちらに書いてきましたので、今回は重複を避けます。
写真の子実体は、高さが約2mm、幅は0.7mmほどです。 国立科学博物館のHPによると、高さは4mmくらいにまでなるものもあるようですが、子実体の高さは変形体の状態により変ってくるものでしょう。
※ 大阪府の変形菌の様子を知ることができる調査記録として、下記のものがあります。
大阪府河内長野市で採集された変形菌類とその子実体の季節性
田中久美子・佐久間大輔
大阪市立自然史博物館研究報告58号
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