ゴイシシジミ
写真はゴイシシジミです。 和名は翅の裏面の模様が黒い碁石を散らかしたように見えるところからでしょう。 ちなみに、翅の表は黒っぽい色をしています。
上の写真でもゴイシシジミはササの葉にとまっていますが、ゴイシシジミの幼虫はタケノアブラムシやササコナフキツノアブラムシなどのタケやササにつくアブラムシを捕食して育ちます。
蝶や蛾の幼虫の多くが植物の葉を食べて育つなかで、蛾については何を餌にしているのか不明のものがありますが、少なくとも日本の蝶の中では完全な肉食性の幼虫はゴイシシジミだけです。 また成虫もこれらのアブラムシの出す甘露に依存します。
上はゴイシシジミを撮った近くで昨年の6月末に撮った、ササの葉の裏にいたタケノアブラムシです。 なお、タケノアブラムシは複雑な生活環を持っていますが、そのことはこちらに書いています。
上は、少し自信が無いのですが、ササコナフキツノアブラムシだろうと思います。
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