アリモドキ科の一種
写真はコナラの木にいたアリモドキ科の一種で、下になっている少し大きいのがメス、上に乗っているのがオスでしょう。 上の写真は、コナラの芽と比較して大きさが分かるように撮ってみました。
上の写真は新梢、下の写真は葉の裏と、カメラを近づけると逃げ回っていましたが、しばらくは雌雄が離れずにいてくれました。
アリモドキ科は、翅を見て分かるように、甲虫の仲間です。 ただ、前胸と、翅のある中胸および後胸との間が大きくくびれているために、多くの甲虫とはかなりイメージが異なっていて、名前のとおり蟻に似た体形に見えます。 もちろん蟻は腹部の2節目と3節目の間がくびれていて、くびれの位置は全く異なりますが・・・。
写真のアリモドキは、色彩的にはホソクビアリモドキに似ているのですが、メスにもオスにも前胸背面にコブのような盛り上がりがあることが気になりますので、とりあえず「アリモドキ科の一種」としておきます。 それと、アリモドキは地上性だと言われていますが、撮影した所は地表から1.7mほどの高さがありました。
アリモドキ科を理解する参考になるよう、3月下旬に撮ったヨツボシホソアリモドキを下に載せておきます。 体長は3mmほどでした。
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