カレハガ
壁の高い所にとまっていたカレハガ、腕をいっぱいに伸ばしてピントはカメラ任せで撮ったのが上の写真です。 カメラの液晶モニターで確認し、ちゃんと撮れていると思っていたのですが、PCで拡大してみると、ピントはみごとに壁に合っていました・・・。
棒で突くと、飛び去らずに下に落ちたので、それを手にとまらせて撮ったのが下の写真です。
カレハガの成虫は年2回、6~7月頃と8~9月頃に出現します。 名前のとおり、何枚かの葉が枝についたまま萎れて重なった状態にとてもうまく擬態しています。 棒で突いても飛ばないのも、擬態に自信があって、枯葉として落下した方が生存率が高いということでしょうか。
幼虫の食餌植物が、ウメ、モモ、サクラ、スモモ、ナシなどのバラ科やヤナギなどであることと関係するのかもしれませんが、山の中よりも人里で見る機会の方が多いようです。
顔を拡大して撮った上の写真を見ても、口がはっきりしません。 カレハガ科の成虫の口は退化しています。 交尾・産卵のための成虫で、食を楽しみ、長生きして楽しく生きる人生ならぬ“虫生”は期待できません。
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コメント
手を伸ばせば届くほどのスモモの木(お隣の家)
いっぱい幼虫がついてました、ひょっとしたらカレハガだったかも?
育てたらよかったかなぁ・・・
投稿: わんちゃん | 2014年6月19日 (木) 21時21分
カレハガの幼虫は、灰色系の、木の幹によく似た大きな幼虫です。
大きいので、食欲も旺盛ですよ。
投稿: そよかぜ | 2014年6月20日 (金) 00時37分