ルリジガバチ、ヒメハキリバチ、ジガバチモドキの一種
5月中旬にサイジョウハムシドロバチやナミハセイボウのいた東屋に行ってみました。
茅葺屋根に営巣するハチはすっかり変わっていて、ルリジガバチ、ヒメハキリバチ、ジガバチモドキの一種などが飛び回っていました。
● ルリジガバチ(アナバチ科)
ルリジガバチは、クモを幼虫の餌として竹筒などに営巣します。 体の長さのわりには、細身を活かして、思ったより小さな穴に出入りできるようです。 大きいだけあって、動きは速く、主に屋根の上を飛び回っていて、とても写真には撮れませんでした。
写真は東屋の柱や壁にとまった瞬間を撮ったものです。
● ヒメハキリバチ(ハキリバチ科)
写真はヒメハキリバチだと思いますが、自信はありません。 飛びながら茅葺屋根の穴を選ぶのには時間をかけますが、選んだ穴に入るのは素早く、穴から出る時はもっと速く、とまっている時間はほとんどありません。
● ジガバチモドキの一種(ギングチバチ科)
ジガバチモドキの動きもヒメハキリバチに似ていて、なかなか満足な写真を撮らせてくれません。 ジガバチモドキには多くの種が知られていて、この写真から種を絞り込むことは諦めました。
※ これらの茅葺屋根の蜂の巣に寄生するセイボウの仲間を期待したのですが、今回は残念ながら見ることはできませんでした。
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コメント
1ヶ月とちょっとで茅葺き屋根の住人はすっかり変わってるんですね、ビックリです。
前の虫たちはどっかに引っ越したんでしょうか?
投稿: わんちゃん | 2014年6月26日 (木) 18時00分
ここは営巣場所ですから、それぞれの蜂のライフサイクルのなかで、萱の穴に巣を作り産卵する時期になった蜂や、それに寄生しようとする蜂や、羽化の時期の蜂がたくさん見られるわけです。
幼虫や蛹は外からは見えませんし、羽化した蜂は分散してどこかへ飛んで行ってしまいます。
投稿: そよかぜ | 2014年6月27日 (金) 09時25分