ヒゲブトコバエ
写真は、もう1ヶ月前になりますが、歩いている私の目の前をウロウロする、いわゆるメマトイをタオルで押さえて殺し、撮ったものです。
調べてみると、ヒゲブトコバエ科のヒゲブトコバエ(旧名クロメマトイ)、学名 Cryptochetum nipponense のようです。
この小さなハエは、目にまとわりつく理由はよく分かっていませんが、オオワラジカイガラムシに寄生して育つことが知られています。 また、家畜等の眼や、時には人の眼にも寄生する東洋眼虫という寄生虫の中間宿主でもあります。
いわゆるメマトイとは、同様の習性を持つ虫の総称で、日本に生息するのは複数の科にわたる十数種だと言われていますが、特に多いのが、昨日載せたショウジョウバエ科のオオマダラメマトイやマダラメマトイと、このヒゲブトコバエだと言われています。 これでメマトイの主な3種をブログに載せることができました。
しかし、6月3日に堺自然ふれあいの森で捕らえた下のメマトイは、上の3種のいずれとも異なりました。 やはり身近な所にいろんなメマトイがいるんですね。
このメマトイはショウジョウバエ科だと思いますが、今のところ、それ以上のことは分かりません。
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