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2014年6月19日 (木)

ハナビゼキショウ

 ハナビゼキショウは湿地に生えるイグサ科の多年草です。

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 ハナビゼキショウは茎も葉もとても扁平です。 上の写真では扁平な茎に扁平な葉が寄り添っています。

 上は葉(左)と茎(右)の断面です。 繊維が縦に走っていますので、なかなかきれいに切れませんが・・・。
 葉にも茎にも、あちこちに横すじがみえます。 葉にも茎にも気体の溜まっている(=細胞の無い)所があり、気室と呼ばれていますが、この横すじはその気室の隔壁です。 茎では気室は維管束の左右に分かれますが、葉においても、完全に葉を横切っている隔壁はありません。 これはいくつかの気室が並行して存在しているからで、多管室と呼ばれています。 単管室か多管室かは、この仲間を見分ける時の1つのポイントになります。

 花は枝分かれした茎の先に4個~8個ずつ集まってつきます。

 イグサ科、カヤツリグサ科、イネ科などは、同じ単子葉植物のユリ科などの虫媒花から風媒花へと変化していったグループと考えられます。 このなかでイグサ科の花はまだ風媒花に適した花としての特殊化が少なく、花被片は6枚あり、特にハナビゼキショウの仲間は、オシベが6本そろっています。
 ピンク色をした美しい花柱は3本、細かい枝を羽状に分けているのは、風に乗って飛んできた花粉を効率よく捕らえるための工夫でしょう。

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