カシルリオトシブミの揺籃づくり
カシルリオトシブミは前にも載せました(こちら)が、揺籃を作っているところに出会えましたので、再度の登場です。
上はイタドリの葉で揺籃を作っているメスを下から見上げるようにして撮っています。 上の写真からは少し分かりにくいですが、揺籃は葉縁をほぼ一定の幅で細長く切り取って作られています。 前にも書きましたが、いろんな葉で揺籃を作りますが、カシで揺籃を作ることは稀で、イタドリなどが多いようです。
撮っている時は気づかなかったのですが、カシルリオトシブミの前胸背にはダニがいます。
上は作った揺籃を葉から切り落とそうとしているところです。 この写真のすぐ後に、揺籃は切り落とされました。
オトシブミの仲間は、種類によって揺籃を葉につけておくものと、このように完全に切り落とすものがいます。
上は近くにいたオスです。 オスの前脚は、メスを抱きかかえるためでしょうか、メスよりも長く、少し湾曲しています。
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コメント
>カシルリオトシブミは普通種ですが、体長が4mm前後と小さいため、あまり目立たないようです。
作ってる揺籃の大きさ1枚目のでわかるような気がしたのですが、う~~んです。
ちっちゃな虫についてるダニ?ですか?
ついてるところの「前胸背」っというのがちょっとわかりません。
投稿: わんちゃん | 2014年6月19日 (木) 21時16分
ダニをつけている虫は多いですよ。赤いダニはよく分かるのですが、写真のような白っぽいダニは肉眼ではほとんど見逃してしまいます。
「前胸背」について・・・
昆虫の胸部は前胸、中胸、後胸の3つからなり、前胸背とは前胸の背面のことです。なお、中胸と後胸には翅がついていますので、その背面は翅に隠れて見えません。こちらを参考にしてください。
投稿: そよかぜ | 2014年6月20日 (金) 00時32分