ヒメコバチ科 Entedon nomizonis のオス
写真はおちゃたてむしさんのところにも載せられているヒメコバチ科の Entedon nomizonis のオスだと思います。 体長は2.5mmほどでした。 5月24日に大阪城公園のケヤキの葉にいました。
冬季にはこのような小さな蜂をたくさん載せていますが、最近はあまり載せていません。 ひとつには暖かくなって虫が活動的になって撮る前に逃げられるということもあるでしょうし、大きな虫が目立ち、そちらに目を奪われて小さな虫をあまり探さなくなったということもあるでしょうが、それぞれの虫の生活史の関係で、どうも数mmの小さな成虫が少なくなっているように思います。
そんななかで、この蜂は、おちゃたてむしさんのところに載せられているものも、6月4日に撮影されたものです。 オスが見られるということは、今の時期がこの蜂の繁殖時期なのかもしれません。
この蜂はノミゾウムシの幼虫に寄生するようです( 詳しくはおちゃたてむしさんのコメント欄を参照してください)。 写真の蜂がどのノミゾウムシの幼虫に寄生していたのかは不明ですが、同じ大阪城公園のケヤキで、昨年の4月下旬にたくさんのノミゾウムシの幼虫を確認していますので、参考に下に載せておきます。
ノミゾウムシの幼虫は葉の葉肉部分にいます。 幼虫に葉肉を食べられた葉は、その部分が褐色になっています(上の写真)。 この褐色になった部分を破ると、下のようなノミゾウムシの幼虫を見ることができます。
| 固定リンク
「昆虫07 ハチ」カテゴリの記事
- ルリジガバチ、ヒメハキリバチ、ジガバチモドキの一種(2014.06.25)
- コマルハナバチ(2014.06.03)
- ヒメコバチ科 Entedon nomizonis のオス(2014.06.01)
- スミゾメハキリバチ(2014.05.27)
- いもむしを狙うアシブトコバチ(2014.05.25)
コメント