ガザミグモ
白っぽい壁で、まるで日向ぼっこでもしているように、ガザミグモのメスが、頭を下にしてじっとしていました(4月2日撮影)。 カメラを近づけてもそのままです。 まだ活発に動くには気温が低すぎるのかもしれません。
ガザミグモはカニグモ科に分類されています。 獲物を待ち構える時は、写真のように、長い第1歩脚と第2歩脚を揃えて広げていて、ガザミの長い鋏脚を連想させてくれます。
ガザミグモの狩りは、網を張らず、獲物が来るのを待ち伏せします。 同じカニグモ科のクモで、ハナグモなど花で待ち伏せするものは多いのですが、ガザミグモは木や木の葉の上で待ち伏せしていることが多いようです。 上は10月の中旬に撮ったものですが、アラカシの枝で待ち伏せしているガザミグモのメスです。
ガザミグモのオスは、メスと比較すると、小型で、体色も黒っぽく、茶色っぽいメスとはかなり異なります。
上がガザミグモのオスです。 左の第2歩脚は失われています。 下は上の写真の頭部付近を拡大したものです。
オスもメスも、網を張らずに獲物を狩るにしては、小さな眼をしています。 獲物を狩るのは視力に頼らず、接触刺激や振動などを頼りにしているのでしょうか。
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