オドリバエ科の一種の求愛行動
オドリバエの仲間は日本では200種ほどが記録されていますが、未記録の種もまだ多数生息しているようです。 また、そのほとんどが捕食性ですが、捕食の態様は多様です。 求愛行動も多様で、オスがメスに餌を差し出し、メスが餌に夢中になっているうちに交尾する種もたくさんいます。
写真の交尾中のオドリバエの場合も、上がオスで下がメスですが、メスはオスからプレゼントされた餌を抱きかかえています。 なかには肥大した前脚から糸を出し、その糸で餌を“包装”してオスにプレゼントする種もあるのですが、写真の場合は“包装”はされていないようです。
このオドリバエは、種名はもちろん、属名も分かりません。 というのは、翅脈の様子を撮る前に逃げられてしまいました。 何かに夢中になっている虫はそう簡単には逃げないものと安心したのがいけなかったようです・・・。
| 固定リンク
「昆虫06 ハエ・アブ」カテゴリの記事
- クチナガハリバエ(2014.06.30)
- キリウジガガンボ(2014.06.22)
- キイロケブカミバエの産卵(2014.06.12)
- ヒゲブトコバエ(2014.06.07)
- オオマダラメマトイ、マダラメマトイ(2014.06.06)
コメント