マエトビケムリグモ
写真のようなクモが「堺自然ふれあいの森」の地面を走っていました。 走り回るスピードはけっこう速く、今日の写真は短時間止まってくれた時に撮った下の1枚だけです。(写真はクリックで拡大します。)
腹部末端の特徴的な糸疣などからワシグモ科のクモでしょう。
ワシグモ科のクモのほとんどは、地上を走り回る徘徊性の黒っぽい種がほとんどです。 ただ、徘徊性といっても、ハエトリグモのような大きな眼を持っているわけではなく、触覚に頼って獲物を狙うと考えられていて、多くのクモと同様な形態をしているという点では、特徴の無いクモと言えるでしょう。 歩脚は、いわゆる前行性と言われているパターンで、手前2対が前を向き、後ろ2対が後ろを向いています。
ワシグモ科には非常に多くの種がありますし、互いによく似た種も多く、通常は種の同定には生殖器官を見る必要があるようですが、写真のクモは、普通種のマエトビケムリグモとしておきます。 ケムリグモ属も沖縄を除いて7種存在していて、腹部の模様には変異が大きいとのことですので、マエトビケムリグモでいいのかどうか、少し心配ですが・・・。
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