タガネソウ
タガネソウはカヤツリグサ科スゲ属の植物です。 根茎は地中を這い、春にあちこちから葉を出すのとほぼ同時期に、昨年葉のあった所から花茎を立ち上げます。
花茎のあちこちに小穂がつきますが、1つの小穂は先端部に雄花を、下部に雌花をつけます。
上は小穂の先の方を撮ったもので、先端部からは細長い葯を持ったオシベがたくさん出ています。 右下の少しピンクがかっているのは雌花の柱頭です。
上の写真では、雌花の柱頭が3裂していることが分かります。
タガネソウは、スゲ属にしては長さのわりに幅の広い葉を持っています。 「タガネソウ」の名は、この葉を、岩石を割ったり金属板を加工したりする鏨(たがね)に見立てたものとされています。
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