クロモンキリバエダシャクなど
昨日に続いて、今日も早春の蛾です。
上はクロモンキリバエダシャク、年1回、3月上旬から4月上旬に羽化する蛾です。
この蛾の名前に関して、 「クロモン」は「黒紋」ですが、「キリバ」についてitotonbosanさんから、前翅の外縁に円味が無く、鋏で切ったように2本の直線状になっているところからだろうというコメントをいただきました。
なお、翅の名称は展翅した姿に対してつけられています。 上の写真のように自然な状態でとまっている場合には「外縁」と「前縁」とが取り違えられる場合もありますので、下に名称を入れた写真を追加しておきます。(3月7日)
以下は既にこのブログに登場したことのある蛾ですが、クロモンキリバエダシャクの近くにいた蛾たちです。
上はホソバトガリエダシャク、3月初めから4月に出現する蛾で、春のエダシャクの定番です。
上は春の使者、蛾界のスプリングエフェメラル、オカモトトゲエダシャクです。
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コメント
こんばんは。
クロモンキリバエダシャクの羽化したばかりの
新鮮な蛾を写しました。
縁毛が奇麗に揃っているからです。
外縁に円味が無く,鋏で切ったように
二つの辺が見られるのでキリバの名が付いたと思われます。
投稿: itotonbosan | 2014年3月 6日 (木) 22時20分
キリバの名前の由来は記事に追加させていただきました。
ありがとうございました。
投稿: そよかぜ | 2014年3月 7日 (金) 10時15分