ウスベニスジナミシャク
上はウスベニスジナミシャクだと思います。 3月3日の撮影です。 名前は薄い紅色の筋のあるナミシャクということでしょう。 薄紅色の筋の模様はどこに?
じつはこの蛾の色彩の変異が強いようです。 下の2枚は、色は上とは異なりますが、模様のパターンはよく似ていて、やはりこれらもウスベニスジナミシャクだと思います。
ところで、2枚目と3枚目の写真は3月の終わりに撮ったものです。 ウスベニスジナミシャクの成虫は、大阪付近では3月はじめ頃から4月にかけて見られる蛾ですが、どうも早い時期には緑色をしたものが多く見られ、時期が遅くなるにつれて緑色のものは少なくなるようです。 羽化の時期によって色が違うのでしょうか。 それとも羽化後の時間の経過とともに退色し、緑色ではなくなるのでしょうか。
葉の色と同じ緑色はいい保護色になるが進化の過程で長期間安定した緑色の鱗粉が作れなかったとすれば、おもしろいことだと思います。
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