センチトゲハネバエ
ケヤキの幹にとまっていたハエ、体長は5mmほどで、小さいために肉眼的にはもっと黒っぽく見えます。 2月頃より家の中などあちこちで見かけるようになりました。
よく見かけるハエなので、検索表で調べてみました。 使用した検索表は、日本家屋害虫学会の「屋内害虫の同定法」のうちの、田中和夫氏による「(2)双翅目の科の検索表」と「(3)双翅目の主な屋内害虫」です。
検索の結果はセンチトゲハネバエということになりました。 名前に「センチ」とあるように、家畜の糞や便所,浄化槽などに発生すハエのようです。
以下は深度合成したものです。(クリックで拡大します。)
トゲハネバエ科は、その名のとおり、翅の前縁にトゲ状の鋭い剛毛が並びます。 このセンチトゲハネバエの場合も、たしかにトゲ状の剛毛が並んでいるのですが、他の多くのトゲハネバエ科のもの( 例えばこちらの最後の写真 )に比較すると、剛毛は短いようです。
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