ヤツデキジラミ幼虫の食餌
ヤツデキジラミについては、成虫も幼虫もこれまでに何度か載せてきましたが、今回その幼虫のヤツデからの吸汁の様子がよく分かる写真が取れました。
上の写真、中央に吸汁中の幼虫がいます。 そして写真の下方には脱皮殻が見えます。 また写真の上方には吸汁した跡が残されています。
これまで何度か書いてきたように、植物の汁を吸って生きている虫たちにとって、植物の汁は栄養学的には炭水化物が多すぎ、生きていくために必要なタンパク質等の他の栄養素はほんのわずかしか含まれていません。 このわずかな栄養素を得るためには、たくさん吸汁し、多く摂取しすぎた炭水化物を捨てる必要があります。 この炭水化物は甘露などの液体やワックスなどの形で捨てられます。 上の写真上方の吸汁跡には、液体と共に、白い糸状のワックス成分が確認できます。
上は1枚目の写真の幼虫のいる所だけを取り出したものです(写真はクリックで拡大します)。 幼虫の腹部末端からは液体が出されています。 この状態が続けば、幼虫の周囲にはこの液体がたくさん溜まり、幼虫は液体の中で吸汁することになります。
上の写真では、幼虫から白い糸状のワックス成分も出ています。
(2014.1.31. 堺市南区岩室)
| 固定リンク
「昆虫03 カメムシ・セミ」カテゴリの記事
- ヒシウンカ科の一種(2014.06.13)
- スコットヒョウタンナガカメムシ(2014.05.15)
- イボヒラタカメムシ(2014.05.08)
- クヌギトビカスミカメ(2014.05.04)
- 梨のワタアブラムシ?(2014.05.03)


コメント