クダアザミウマ科ツノオオアザミウマ属の一種
写真は体長4.8mm、アザミウマ目クダアザミウマ(有管)亜目クダアザミウマ科ツノオオアザミウマ属 (Bactrothrips) の一種でしょう。
ヤツデの枯葉にいたのですが、BABAさんのすばらしい深度合成写真(こちら)に刺激されて、機材的にかなわぬまでも深度合成してみようと持ち帰りました。 いつものように冷蔵庫で冷凍死させようとしたのですが、1日半ほど冷凍庫に入れっぱなしにしておいても、しばらくすると動きだしました。 その時の冷凍庫の温度を赤外線温度計で測定してみると、虫を置いたあたりの温度は-10℃ほどでした。 こんなに低温に強いとは・・・。
というわけで、今回は深度合成を諦め、通常撮影です。(以下の写真はクリックで拡大します。)
ツノオオアザミウマ属は前にも載せています (こちら) ので、今回は腹側からも撮影してみました。
上は頭部付近を拡大したものですが、胸部に近い場所で赤っぽい所が口です。 口と眼はずいぶん離れていて、ショウリョウバッタやオンブバッタの顔を連想しました。
上の写真では脚の先端にも注目です。 歩行時に何かに引っ掛けるような爪は見当たらず、風船のような膨らみが見られます。 この部分でくっついて歩行しているようです。
明日はこのツノオオアザミウマの種名の同定にチャレンジしてみます。
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