ハラビロクロバチ科Synopeas属の触角
一昨日、長い脚と長い触角を持ったハラビロクロバチ科Leptacis属の蜂を載せました(こちら)。 下はピンボケですが、触角と前脚の重なりが一ヶ所だけなので、触角の長い様子が比較的よく分かると思います。
活動している時には、この蜂はこの長い触角をどのように使っているのか気になるのですが、眠っている状態しか見ていませんので、再会できるまでは確かめようがありません。
そこで、よく見る同じハラビロクロバチ科のSynopeas属の蜂を捕まえてきて歩いてもらうことにしました。 この蜂は以前に一度載せていて(こちら)再登場になりますが、その時はやはり睡眠中でした。
この蜂の触角は、Leptacis属のものほど長くはありませんが、曲がり方など共通点の多い触角です。 実際に歩いている所を見ると、盛んに触角でタッピングしながら歩いていました。 その様子を動画にしたかったのですが、体長が産卵管を含めないと1.3mm、産卵管を含めても1.9mmの蜂が動き回っているのですから、ピントを合わせて写真を撮るのがやっとで、動画はとても無理でした。
このようにして見ると、タマゴクロバチ亜科の蜂も、みかけはまるで違うように見えても、同じハラビロクロバチ科だけのことはあって、触角の様子はよく似ています。
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