ツヤホソバエ科の一種
ヤツデの葉の表についていた液体を舐めているツヤホソバエがいました。 体長は3mmでした。 金属光沢があり、なかなか美しいハエです。 複眼を構成している個眼は上下で異なるようです。
最初のフラッシュではピクッと動きましたが、その後は、正面からのフラッシュも全く平気で、翅をゆっくり動かしながら、液体を舐め続けていました。 液体の正体は不明ですが、雨が降ったわけでもなく、少なくともただの水滴では無いようです。
(2013.12.16. 堺市南区 茶山公園)
(12/20追記)
BABAさんから、上記の液体について、ヤツデキジラミの幼虫の甘露のようなものではないかとのコメントをいただきました。 私は気づきませんでしたが、ヤツデキジラミの羽化の時期だということです。 それなら熱心に舐めていたのも納得できます。 BABAさん、ありがとうございました。
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コメント
こんばんは
わたしの所では今、ヤツデキジラミの産卵と孵化が見られます。1mmにも満たない幼虫ですが、すでに自らのオシッコの中で吸汁しています。多分、幼虫のオシッコと思います。
投稿: BABA | 2013年12月20日 (金) 00時06分
私もヤツデの汁を吸っていたものがいないか探したのですが、みつけられませんでした。
ヤツデキジラミの成虫はちらほら見かけましたが、私が見たヤツデキジラミの孵化は4月のことで(こちら)、頭に浮かびませんでした。孵化したばかりの1mmにも満たないものが液体の中では、きっと見落としていたのでしょうね・・・
ありがとうございました。
投稿: そよかぜ | 2013年12月20日 (金) 22時12分
おはようございます。
時期が来れば葉裏に移動するのでしょうか、花序で吸汁しておりました。
投稿: BABA | 2013年12月21日 (土) 08時19分
あの小さな白っぽい幼虫を白い花序の上でですか!
BABAさんのブログのすばらしさの秘密は、写真技術だけではなく、被写体を発見する眼の良さにもあったことを再確認しました!
投稿: そよかぜ | 2013年12月21日 (土) 21時46分