ハラビロクロバチ科 Leptacis属の一種
「堺自然ふれあいの森」のヤツデの葉の裏で見つけたスマートな蜂、体長は、体を真っ直ぐにすれば、1.7mmほどになります。 見慣れない姿で、最初は調べる手がかりも思いつかなかったのですが、頭をおもいっきり下げている姿や、脚の脛節の端が膨れているところなどから、黒くはありませんがハラビロクロバチ科かもしれないと思い、検索してみると、tukikuiさんのところ(こちら)に似たものが載せられていました。 この記事へのコメントを寄せられたKurobachiさんによれば、この属はたくさんの種を含んでいるそうで、同種かどうかは分かりませんが、同じ属であることは間違いないでしょう。 タマバエ類の幼虫に寄生するそうです。
撮影を始めるとすぐに動き出したので、家に持ち帰りました。 しばらく冷凍庫に入れて動きを鈍くして撮影するつもりが、細い体には無理だったようで、短時間で絶命してしまいました。 それを横から撮ったのが下の写真です。
小楯板の先端には1本の鋭い棘があります。 前脚と絡み合っていて分かりにくいのですが、触角は長く、上の写真ではZ状に折りたたまれています。 翅には毛が生えています。
(1枚目と2枚目の写真はクリックで拡大します。)
上の写真では、口のあたりがよく分かりませんし、触角の出ている所ももう少し分かりやすくならないかと、ピンセットで絡み合っていた前脚と触角を分け、CombineZP で深度合成してみたのが下です。 レンズは手元にあった28mm広角レンズ( もう少し焦点距離の短いレンズがほしいところですが・・・)を逆向きにし、カメラとの間に接写リング(PK-13)を挟みました。
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