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2013年11月17日 (日)

ヤノイスアブラムシ

Yanoisuaburamusi131116_1

 イスノキの葉の裏にヤノイスアブラムシが戻ってきていました(11月16日撮影)。 よく見ると後翅がはみ出ています。 飛来したばかりなのでしょう。

 1枚目の写真でも、横から見た上の写真でも、腹部は小さく縮んでいます。 これらの世代は、栄養を摂取することなく有性世代を産み続けているのでしょう。

 上の写真の左側に写っているのは、この有翅型から生まれた有性世代の無翅型のメスの幼虫でしょう。 この無翅型のメスが成虫となり、有性世代のオスと交尾して卵を産みます。 そして冬を越した卵から生まれた幹母が虫えい(イスノキハタマフシ)を作り、その中で繁殖します。 ちなみに幹母とは、春先に、これから増えようとするスタートとなる一世代限りの型を言います。
 虫えい内で発生した有翅型は、5月下旬~6月中旬に二次寄主であるコナラに移住します。 コナラの葉の裏では、白い模様のある黒く小さく扁平な無翅型で繁殖します。

 上は10月30日に撮ったコナラの葉の裏です。 黒い無翅型に交じって、黄色っぽい有翅型の幼虫が見られます。 この有翅型が成虫となり、色も黒くなってイスノキに移動したのが最初の写真です。

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