ムラサキトガリバ
ムラサキトガリバは、成虫が10月~11月に出現します。 前翅の中央付近にある黒い線状の斑の所は毛が立っています。
幼虫の食餌植物は、アラカシ、コナラ、ミズナラなどのブナ科植物です。
1枚目の写真では、馬のブリンカー(遮眼革)のように、頭部に近い胸部の毛が立っていますが、上の写真では、この毛を寝かせています。 こうなると、同じ属のニッコウトガリバによく似てきます。 翅もニッコウトガリバ同様、1枚目の写真のように円筒形にしたり、上の写真のように平たくしたりします。
さらにややこしいのは、色彩の変異が多いことです。
1枚目~3枚目の写真では、翅の中央部が暗色ですが、上の写真(ピンボケですが・・・)では翅の中央部が明色になっています。 また、下では色が全体に均一ですが、いずれもムラサキトガリバでしょう。
ところで、名前の「ムラサキ」はどの色を意味しているんでしょうね。
ムラサキトガリバとニッコウトガリバの違いについては、「みんな蛾」のこちらのページがよく分かります。
(Data)写真の撮影日と撮影場所
1枚目と2枚目 : 2013.10.30. 堺市南区豊田
3枚目 : 2012.11.10. 枚岡公園
4枚目 : 2013.11.08. 堺市南区槇塚台
5枚目 : 2013.11.20. 堺市南区豊田
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