« 2013年10月 | トップページ | 2013年12月 »

2013年11月30日 (土)

ヤマトシロアリの偽職蟻(働きアリ)

Yamatosiroari131121_1

 朽木の中にいたヤマトシロアリの偽職蟻(働きアリ)です。 家に被害を与えるので嫌われていますが、林の中では、枯れ木や朽木を分解し、物質循環に尽くしている貢献者です。

 なかなかかわいい顔をしています。

 ヤマトシロアリの有翅虫はこちらに載せています。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2013年11月29日 (金)

2013年11月下旬の狭山池

Sayamaike131128_1               ヒドリガモの飛翔

 

 今年はカンムリカイツブリがたくさん飛来しています。 きっちりカウントしていませんが、10羽以上はいました。 ハジロカイツブリも数羽います。
 オオバンは、あいかわらず、たくさんいます。 ヒドリガモ、ハシビロガモ、マガモなどのカモ類も数が増えてきました。

 以下の写真はクリックで拡大します。


ハジロカイツブリ

 


ハジロカイツブリとカンムリカイツブリ

 


カンムリカイツブリ

 

(2013.11.28.撮影)

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2013年11月28日 (木)

ホシムクドリ@淀川河川敷

Hosimukudori131128_1

 3日前にホシムクドリのことを書き、アメリカ合衆国で撮ったホシムクドリの写真を載せました(こちら)が、淀川の河川敷に来ているホシムクドリについても、場所を教えていただき、今日撮ってきました。
 ホシムクドリは複数飛来してきているはずですが、私が行った時には1羽で行動していました。 たくさんのカメラが並んでいましたが、ホシムクドリは樹上で猛禽類を警戒しながら人を引き付けておき、人のいなくなった芝生地に飛んで行って採餌し、またそこに人が集まりだすと樹上に戻るというふうに見える行動を取っていました。 ホシムクドリを追いかける人たちにはいい運動になっていたようです。

 前にも書いたように、ホシムクドリにはたくさんの亜種があり、北米のホシムクドリと日本で見られるホシムクドリとは、亜種レベルで異なります。 北米のホシムクドリはヨーロッパから持ち込まれたもので、名義タイプ亜種(基亜種)の Sturnus vulgaris vulgaris ですし、日本にいるのは、ウラル山脈東部からバイカル湖、カザフスタン、モンゴル西部に分布する S. vulgaris poltaratskyi です。 しかし、両方の写真を比較してみても、ホシムクドリは光の当たり方で色が違って見えますし、季節による違いや個体差を考えると、どこに違いがあるのか、私にはよく分かりません。

 以下の写真はクリックで拡大します。 また黒っぽい羽の色の違いが分かるように、少しハイキーぎみに撮っています。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2013年11月27日 (水)

エノキ裏うどんこ病菌の子嚢殻

 ここにあった記事は、一部書き換えのうえ、こちらに引っ越しています。

| | コメント (1) | トラックバック (0)

2013年11月26日 (火)

アオアツバ

Aoatsuba131126_1

 アオアツバの幼虫の食餌植物は、メドハギ,マルバハギなどのハギ類です。 成虫は冬を除いてほぼ1年中見られるようですが、秋に多く見られているようです。 私は今年は11月に入って何度か見ていますが、私の見た限りでは、いつも頭を下にしています。 外横線が(頭を上にして見ると)逆V字型をしていて、前翅の翅頂付近に白っぽい三角形がありますが、この白っぽい部分が無い個体もあるようです。 下唇髭は長く、まっすぐに伸びています。

 この蛾は、私の使っている保育社の『原色日本蛾類図鑑』(改訂新版:昭和46年=1971年)には載せられていません。 講談社の『日本産蛾類大図鑑』(1982年)が出版された時には、沖縄本島から少数の記録があるだけだったようですが、その後、日本各地で記録されるようになり、今では普通種です。 この急激な分布の変化は、どのようにして起こったのでしょうか。
 名前の「青」についても、少し不思議です。 翅を拡大してみると、下の写真のように、たしかに青っぽい鱗粉もあり、もう少し青みを帯びた個体もいるのですが・・・。 発見された当初の個体は、もっと青色がきつかったのでしょうか。

Aoatsuba131126_3

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2013年11月25日 (月)

ホシムクドリ

 ホシムクドリはアジア中西部からヨーロッパ方面に多く生息している鳥で、日本にも冬鳥として稀に飛来しますが、今、淀川の河川敷に3羽のホシムクドリが来ているようです。 大阪にはここ数年、毎年少数が飛来しているようです。
 上に書いたようにホシムクドリは渡り鳥ですが、1950年代にドイツの G.Kramer が、この鳥が生物時計と太陽の位置から渡りの方位を知ることを実験で示しました。 この実験は、渡り鳥がなぜ渡りの方向が分かるのかを調べる初期の実験として、よく知られています。

Hosimukudori040530_1

Hosimukudori040530_2

 ホシムクドリの羽は構造色を持っていて、上の写真のように、光の当たり方で色が変化します。 私もこのホシムクドリを見に行こうとしたのですが、淀川の河川敷といっても長く、場所がよく分かりません。 11月28日、場所を教えていただき、撮ってきました(こちら)。
 上の写真は、在庫からUSAのセントラルパークで撮ったホシムクドリです。 ただし、ホシムクドリには多様な亜種が存在しますので、亜種レベルでは日本に来ているものとは異なります。
 北米にはヨーロッパから1890年代に持ち込まれ、放鳥されました。 放鳥されたのは100羽でしたが、100年後にはアラスカ州を除くアメリカ合衆国全土、メキシコ北部、カナダの南半分にまで広がり、その数は2億匹と推定されています。 European Starling という名で呼ばれていますが、騒音・糞害、農作物への食害など、さまざまな問題を引き起こし、国際自然保護連合(IUCN)の 「世界の侵略的外来種ワースト100」に指定されています。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2013年11月24日 (日)

ケンモンミドリキリガ

Kenmonmidorikiriga131120_1

 ケンモンミドリキリガは10月~11月に成虫が出現するヤガ科セダカモクメ亜科の蛾です。 「ケンモン」は「顕紋」でしょう。 くっきりとした模様の、なかなか美しい蛾です。
 ちなみに「キリガ」は「幼虫が葉を切る蛾」くらいの意味でしょうが、それならほとんどの蛾の幼虫が該当します。 1950年代に蛾の和名を整理する時に、分類学上近縁のものはできるだけ同一の語尾をもつようにする過程で、「キリガ」の名称を、ヤガ科のヨトウガ亜科、セダカモクメ亜科、カラスヨトウ亜科のなかの雰囲気の似た蛾に与えたようです。
 美しいことと目立つことは別で、たしかに模様の無い壁などにいるとよく目立ちますが、ウメノキゴケなどの地衣類の上では、いい保護色になるでしょう。

 この蛾は夜行性で、昼間はあまり動きません。 美しいので、手乗りにして撮ってみました。

(2013.11.20. 堺市南区豊田)

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2013年11月23日 (土)

紀の川(橋本市)探鳥会

 会員では無いのですが、前から関心があった所で実施ということで、「泉北野鳥の会」の紀の川(橋本市)探鳥会に参加してきました。 コースは南海高野線の学文路(かむろ)駅から紀伊清水駅までの紀の川沿いです。
 撮った写真のいくつかを下に載せておきます。 泉北野鳥の会のみなさん、お世話になりました。

Isohiyodori131123_1    イソヒヨドリ(オス)

Kogamo131123_1    コガモ(メス)の飛翔

Kawaaisa131123_2    カワアイサ 右はオス、左の2羽はメス (写真はクリックで拡大します)

Kawaaisa131123_1    カワアイサ(オス)

Chougenbou131123_1    チョウゲンボウ(オス)

| | コメント (2) | トラックバック (0)

2013年11月22日 (金)

チャイロクチブトカメムシ

Chairokuchibuto131116_1

 写真はカメムシ科のチャイロクチブトカメムシです。 クチブトカメムシの仲間は肉食で、成虫も幼虫も主にチョウ目の幼虫を捕食します。

 横から見ると、平均的なカメムシと比較して、体の厚さが薄いようです。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2013年11月21日 (木)

ムラサキトガリバ

Murasakitogariba131030_1

 ムラサキトガリバは、成虫が10月~11月に出現します。 前翅の中央付近にある黒い線状の斑の所は毛が立っています。

 幼虫の食餌植物は、アラカシ、コナラ、ミズナラなどのブナ科植物です。

 1枚目の写真では、馬のブリンカー(遮眼革)のように、頭部に近い胸部の毛が立っていますが、上の写真では、この毛を寝かせています。 こうなると、同じ属のニッコウトガリバによく似てきます。 翅もニッコウトガリバ同様、1枚目の写真のように円筒形にしたり、上の写真のように平たくしたりします。
 さらにややこしいのは、色彩の変異が多いことです。

Murasakitogariba131108_1

 1枚目~3枚目の写真では、翅の中央部が暗色ですが、上の写真(ピンボケですが・・・)では翅の中央部が明色になっています。 また、下では色が全体に均一ですが、いずれもムラサキトガリバでしょう。

 ところで、名前の「ムラサキ」はどの色を意味しているんでしょうね。

 ムラサキトガリバとニッコウトガリバの違いについては、「みんな蛾」のこちらのページがよく分かります。

(Data)写真の撮影日と撮影場所
 1枚目と2枚目 : 2013.10.30. 堺市南区豊田
 3枚目 : 2012.11.10. 枚岡公園
 4枚目 : 2013.11.08. 堺市南区槇塚台
 5枚目 : 2013.11.20. 堺市南区豊田

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2013年11月20日 (水)

テントウノミハムシ

 ここにあった記事はこちらに引っ越しています。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2013年11月19日 (火)

ノミコバチ科の一種(Elasmus sp.)

Nomikobachi131112_1

 写真はノミコバチ科の一種の Elasmus sp. だと思います。 体長は2.5mm、アメリカフウの葉の裏にいました。 Elasmus属の蜂にもいろいろいて、体色はもっと黒い部分の面積の大きい種が多いようです。
 ノミゾウムシやノミハムシなど、「ノミ○○」という名前のついた昆虫はいろいろいますが、これらの多くは蚤のようにジャンプするところからの名前です。 しかしノミコバチの細い脚では驚くようなジャンプは期待できません。 蚤の体は小さな隙間にも入り込めるように扁平ですが、ノミコバチの名前は、蚤に似て体が左右に扁平なところからです。
 ノミコバチ科の多くは蛾類の幼虫に外部寄生します。

 ノミコバチ科の脚のふ節は4節で、第1節が長くなっています。 上の写真の右前脚でその様子が分かります。

Nomikobachi131112_4

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2013年11月18日 (月)

ニッコウトガリバ

Nikkoutogariba131112_4

 壁にとまっていた蛾、ウスムラサキトガリバなどの似た蛾はいますが、カギバガ科トガリバガ亜科のニッコウトガリバだろうと思います。 成虫は11月~12月中旬に出現します。
 翅を円筒形にして、脚が無ければ小枝そっくりです。 特に“小枝”の切り口の入念なつくり!

 横から見ると、腹部背面に、黒い毛束の突起があります。

 上は最初の写真とは別個体で、あまり翅を丸めずにとまっていました。 これならカギバガ科と言われても、どうにか納得できます。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2013年11月17日 (日)

ヤノイスアブラムシ

 ここにあった記事は、こちらに引っ越しています。

 

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2013年11月16日 (土)

ワタムシとクモの網

 ここにあった記事は、こちらに引っ越しています。

 

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2013年11月15日 (金)

ワタヘリクロノメイガ

Wataherikuro131114_1

 漢字で書くと「綿縁黒野螟蛾」つまり「幼虫が綿の葉を食べる縁(へり)が黒いノメイガ亜科の蛾」です。 幼虫の食餌植物はワタなどのアオイ科以外にも、クワ科やウリ科の葉も食害し、農業関係者の間ではウリノメイガと呼ばれることもあります。

 ワタヘリクロノメイガは、尾端に毛塊があることでよく知られています。 この毛塊は閉じたり開いたりできるようで、カメラを近づけると、尾端を持ち上げて毛塊を広げてくれました。
 この毛塊は雌雄で色が異なるようです。 写真はメスで、オスは黒い毛が混じります。 上の写真で中央部が黒く見えますが、これは影だと思います。
 この黒い毛はヘアーペンシルだそうです。 ヘアーペンシルからはフェロモンが出されるのでしょうが、一般に多くの蛾はメスが性ホルモンを出してオスを呼びますから、このヘアーペンシルからのフェロモンはどんな働きをするのでしょうね。

 上は毛塊の一部を拡大したものですが、この毛は細長く伸びた鱗片のようにも見えます。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2013年11月14日 (木)

トゲトビムシ科の一種

こちらに引っ越しています。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2013年11月13日 (水)

ヒメノコメエダシャク

Himenokome131112_1

 上は写真を回転させたわけではありません。 壁にこのような姿勢でとまっていました。 下は別の日に撮ったもので、場所は同じ所ですが、間隔が11日ありますから、別個体でしょう。 もちろんこれも写真を回転させてはいません。

 写真の蛾はヒメノコメエダシャクでしょう。 この蛾のとまっている姿は、多くの場合、写真のように、後翅の大部分を前翅の下に隠し、腹部は左右どちらかに曲げています。 とまっている時に腹部を持ち上げている蛾は多いのですが、横に曲げている蛾はそんなに多くは無いでしょう。

 ヒメノコメエダシャクによく似た蛾にオオノコメエダシャクがいます。 両者は名前ほどには大きさに差がありませんし、どちらも10~11月頃に出現します。 両者の違いは、外横線がオオでは線であるのに対し、ヒメでは点列になることが多いことや、前翅翅頂の凹凸がオオの方が大きいことなどが挙げられます。

 顔がよく見えないので、2枚目の写真の個体を指にとまらせてみました(下の写真)。 触角を見るとオスのようです。 メスの触角は糸状です。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2013年11月12日 (火)

ミノウスバ

 ここにあった記事はこちらに引っ越しています。

 

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2013年11月11日 (月)

アカアシシギ

Akaasisigi131111_1

 脚と嘴の基部が赤いアカアシシギです。 本州では春と秋の渡りの時期に見られる旅鳥ですが、北海道東部では少数が繁殖し、九州以南では少数が越冬するとのことです。
 写真のアカアシシギは今日の撮影ですが、大阪府下で観察されているのは9月が多く、11月に見られるのは珍しいはずです。 これも異常気象の影響でしょうか。
 写真のアカアシシギは、ワシタカ類には敏感なようで、少しでもそれらしき気配があると身をすくめていました。 しかし人はあまり恐れず、かなり近くまで寄ることができました。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2013年11月10日 (日)

ナナミノキとニッポンオナガコバチ ②

こちらに引っ越しました。

| | コメント (2) | トラックバック (0)

2013年11月 9日 (土)

ナナミノキとニッポンオナガコバチ ①

こちらに引っ越しました。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2013年11月 8日 (金)

キバラヘリカメムシの幼虫

Kibaraheri131108_1

 昨日キバラヘリカメムシ(の成虫)について書きました(こちら)が、キバラヘリカメムシは腹が黄色で、成虫では腹部背面は翅に隠されていて見えません。 しかし翅の短い幼虫では腹部背面を見ることができます。 キバラヘリカメムシの幼虫の腹部背面は、やはり「黄腹」でした。

 写真のキバラヘリカメムシの幼虫はマサキにいたものを撮ったのですが、さまざまな齢のものが混じっていました。 大きい方は、たぶん終齢幼虫だと思います。 キバラヘリカメムシは成虫越冬すると言われていますので、これからどんどん成虫になっていくのでしょうね。

 上の幼虫は食事中です。

 ところで、近くに下のような成虫がいました。 元気が無く、翅も少し開いています。 どんな状況だったのでしょうね。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2013年11月 7日 (木)

キバラヘリカメムシ

Kibaraheri131030_1

 写真はキバラヘリカメムシです。 キバラヘリカメムシは背面から見ると暗褐色と白色、腹面は名前のとおり黄色中心と、シンプルですっきりとした美しさを感じさせてくれる配色です。

 写真のキバラヘリカメムシはコマユミにいたものですが、キバラヘリカメムシは成虫も幼虫も、マユミ、コマユミ、ツルウメモドキマサキなどのニシキギ科の樹上で見られます。

※ 幼虫はこちら

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2013年11月 6日 (水)

マユミ

Mayumi131021_1

 マユミの果実が色づき、葉も紅葉しはじめています(上の写真:10月21日撮影)。 薄紅色の果実は、まもなく果皮が4つに割れ、中から真っ赤な種子が4つ現れます(下の写真:11月下旬撮影)。 ただしこの種子は、ちゃんと種子散布してくれる鳥には大丈夫でも、人にとっては有毒ですから、注意が必要です。

 マユミは果実や種子も紅葉も美しいので、庭に植えられたり、盆栽にも仕立てられています。 また、マユミは材質が強くよくしなるので、弓の材料とされてきました。 「真弓」の名前も、このことに由来しています。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2013年11月 5日 (火)

ヤガタアリグモ

Yagata131030_1

 堺自然ふれあいの森の農機具を収納してある金属製の物置の表面に、数頭のアリグモがいました。 このブログでは、これまで何度かアリグモを載せてきましたが、今回のアリグモはスマートですし、体に赤い色の部分があります。
 上の写真は上顎が発達していてオスです。 オスの体に赤っぽい部分があるアリグモには、タイリクアリグモとヤガタアリグモがいますが、タイリクアリグモよりもスマートですし、タイリクアリグモは地表性ということですので、写真のものはヤガタアリグモだと思います。

 下は上の近くにいたもので、ヤガタアリグモのメスだと思います。

 下のヤガタアリグモのメスは餌を咥えています。

 アリグモの仲間はハエトリグモ科に分類されています。 多くのハエトリグモの仲間は、カメラを近づけると、注視してカメラの方を向いてくれることが多いのですが、アリグモの仲間は、なかなかこちらを向いてくれません・・・。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2013年11月 4日 (月)

ビジョオニグモの巣

 ここにあった記事は、こちらに引っ越しています。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2013年11月 3日 (日)

ヒトヨタケとトゲハネバエ

こちらに引っ越しました。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2013年11月 2日 (土)

コブハサミムシ

 このブログでも前にハサミムシの一種を載せ(こちら)、そこにも書きましたが、この仲間は日本には数十種類いるとされていますが、外部形態がよく似た種が多く、何種いるのかも研究者によって異なっています。 ちなみに河野勝行氏の日本のハサミムシリストには24種が、西川勝氏のリストには35種が記載されています。

Kobuhasamimusi131021_1

 写真のハサミムシは、翅の先端部が黄褐色であることや、10月下旬に金剛山系の渓流沿いにいたことなどから、コブハサミムシだろうと思います。 なお、お尻のハサミ(鋏子、尾鋏)の形態には個体差があります。
 コブハサミムシは山地性のハサミムシで、10月半ば頃に渓流沿いの地で交尾し、冬が近づくと雌雄で渓流沿いの石の下などに巣を作り、年が明けた頃から産卵をはじめ、春に生まれた仔虫は分散し、夏にはどこでどのように過ごしているのかはよく分かっていませんが、秋に渓流沿いの場所に戻ってきます。

 ハサミムシの仲間は、メスが自分の卵や仔虫を保護するという、昆虫の仲間としては珍しい習性があるのですが、それに加えて、コブハサミムシのみに見られる習性として、孵化した仔虫は母親を食べてしまいます。
 コブハサミムシは山地の渓流沿いに繁殖のニッチを獲得しましたが、そこで繁殖するためには増水の危機を回避しなければなりません。 つまり、台風による増水の危険性が無くなった後に繁殖活動を開始し、梅雨の増水の前に渓流沿いを離れなくてはなりません。 ですから、冬の餌の少ない時期にも関わらず、仔虫は速く成長しなくてはなりません。 メスの犠牲はそのような理由から生じたものだと考えられています。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2013年11月 1日 (金)

セイヨウタンポポの花に群れるコハナバチ

Kohanabachi131021_1

 1つのセイヨウタンポポの花(頭花)に、コハナバチの一種と思われる蜂が群れていました。 熱心に花粉を集めるような動きではなく、動作は緩慢で、くつろいでいるような雰囲気です。

 カメラを近づけても動作に変化はなく、花の中心部に何かがあるのかと、花を割っても平然と居続ける始末(上の写真2枚)。 まるで羽化したばかりでまだ飛び立てないような雰囲気ですが、コハナバチの営巣は地中で、そんなはずもなく、いったいどのような状況だったのか、全く分かりません。 15分ほど見ていましたが、その間、2頭がおもむろに飛び立ちましたが、その後、1頭が飛来しました。

 上2枚は、セイヨウタンポポにいたコハナバチを拡大したものです。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

« 2013年10月 | トップページ | 2013年12月 »