イヌタデで産卵するヒメバチ
イヌタデの群落で数頭(同一種)のヒメバチが飛び回っていました。 種名は分かりません。 上はそのヒメバチの翅脈を撮ろうとしたのですが、翅が重なっていて、よく分かりません。
以下の写真はクリックで拡大します。 「オリジナルの表示」では、1.024×768 の大きさになります。
見ているとあちこちで、触角でイヌタデの花の間を探り、産卵管をイヌタデの方向に向けて刺しています。 なお、ここに載せた写真は9月29日に撮ったものですが、10月6日に同じ場所に行ってみると、まだ同様の産卵行動を取っているヒメバチがいました。
産卵管が産卵管鞘に収納されている状態の写真も1枚載せておきます(上の写真)。
ところで、このヒメバチは何に卵を産み付けているのでしょうか。 ヒメバチの幼虫は他の昆虫に寄生します。 しかし、ヒメバチが産卵行動を取っていたイヌタデを、いくら探しても、他の昆虫の幼虫や蛹らしきものは見つけることができませんでした。 イヌタデの果実もしくはあの細いイヌタデの花茎に何かの幼虫が潜り込んでいるのでしょうか。
(2015.1.30.追記)
このヒメバチは、チビアメバチ亜科のDiadegma属かEriborus属だろうと教えていただきました。 詳しくはこちらをどうぞ。
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