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2013年10月23日 (水)

キヅタ

Kizuta131021_1

 ツタの名前は「つたう」から、つまり他の植物や岩などをつたって伸びるところからと言われています。
 ツタは落葉のツル植物ですが、少しこれに似て冬でも葉を落とさない、ヘデラ、アイビー、セイヨウキヅタなどと呼ばれている植物を、よく目にします。 ちなみに、ヘデラは学名(属名)、アイビーは英語(ivy)です。
 この植物は、品種改良が進み、鉢植えや生け花などの観賞用として、またグランドカバーなどとして、利用されていますが、日本にもセイヨウキヅタと同じ属(つまりヘデラ)の、キヅタというツル植物が自生しています。

 上は木の幹を覆うようにして育っているキヅタで、花を咲かせています。 キヅタは今が花の時期です。
 キヅタは茎からたくさんの根を出しますが、この根はくっついてよじ登るための根で、他の木の幹に食い込んで養分を吸収するような根ではありません。
 ツタも年々伸びていきますので、「草」ではなく「木」なのですが、キヅタ(木蔦)の名前は、茎も硬く、より木的な雰囲気を持っているからでしょう。 落葉性のツタがナツヅタ(夏蔦)と呼ばれるのに対し、キヅタはフユヅタ(冬蔦)と呼ばれることもあります。

 花は散状花序につきます。 1つの花に注目すると、黄緑色の花弁が5枚、オシベは5本、メシベの周囲には花盤が発達しています。
 この花のつき方や花の様子はヤツデの花に似ています。 キヅタはヤツデなどと同じウコギ科の植物で、春にはヤツデとよく似た実をつけます。
 なお、上でツタとキヅタは似ていると書きましたが、似ているのは生活のしかたであって、ブドウ科のツタとは、キヅタの花や果実の様子は全く異なります。

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