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2013年10月29日 (火)

キッコウハグマ ②

 昨日の続きです。

 昨日はキッコウハグマの1つの頭花(上の写真)は3小花からなること、上の写真の赤く見えているのは、それぞれの小花の集葯雄ずいであることなどを書きました。
 キク科の多くの花では、花粉は集葯雄ずいの内側に出されます。 上の写真(クリックで拡大します)の集葯雄ずいの先端には孔が見えます。 この孔の奥に花粉が放出されていて、その下にはメシベがあるはずです。
 虫が訪花して集葯雄ずいに触れる代わりに、指で集葯雄ずいの先端を数回軽く叩いてみました。 すると・・・

 集葯雄ずいの先端の孔から花粉が押し出されてきます(上の写真)。 これはオシベに触れた刺激によりオシベの花糸が縮み、相対的にメシベが伸び、集葯雄ずいの内側に出されていた花粉を押し出したことによります。 写真の一番奥(中央)の小花では、白いメシベの柱頭が少し見えています。
 このたくさんの花粉は、虫の体にくっつきやすくなっているようです。

Kikkouhaguma131022_6

 上は集葯雄ずいの先端を拡大したものですが、溢れ出た花粉の集団が横に流れたようになっています。 これは私の指にくっついて指の移動方向に流れたものです。

 ところで、キッコウハグマの茎にはたくさんの細長いつぼみのようなものがついています。

 上はそのひとつを拡大したものですが、よく見ると先端には冠毛が見えます。 つまりこれはつぼみではなく、花の終わった後です。 キッコウハグマには閉鎖花が多く、この細長いものの多くは閉鎖花だったのでしょう。

 上は同じ場所で一昨年の11月上旬に撮ったもので、冠毛が広がりはじめています。 下はその拡大です。

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