キマダラカメムシ
用があって奈良県の河合町に行き、少し時間があったので中山田池公園を歩いたところ、その一角にたくさんのキマダラカメムシがいました。 たくさんいたのは四阿(あずまや)の柱や板壁で、どのような理由で集まっていたのかは分かりません。 大きなカメムシで、一見地味ですが、黄色の斑紋はなかなかあざやかです。
Wikipedia によれば、キマダラカメムシは南方系の外来種で、日本では1770年代に長崎県の出島で最初に発見され、近年急速に分布を北上させており、2006年には岡山県で、2010年には東京、2011年には愛知県で生息が確認されているとのことです。 九州北部では以前からたくさんいたようで、長崎のエフさんのブログでは2008年に産卵の写真も載せられています。
上の写真では、キマダラカメムシは口吻を体の下に伸ばし、周辺は濡れているようです。 セセリチョウやタテハチョウなどでは、鳥の糞などに自分の尿をかけて栄養分を溶かしだし、それを吸う「吸い戻し行動」が知られています。 写真のキマダラカメムシが行っているのも、それに似た行動なのでしょうか。
◎ キマダラカメムシの幼虫などはこちらに載せています。
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