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2013年10月31日 (木)

オオズオオキバハネカクシ

Ookibahanekakusi131021_1

 写真はハネカクシ科オオキバハネカクシ亜科のオオズオオキバハネカクシだと思います。 キノコを食べていると言われていますが、この立派な牙は何に使うのでしょうか。

 横から見ると(上の写真)、ハンマーさんのところ(こちら)にも書かれているように、頭部の下に白い三角形状のものが見えます。 これはいったい何なんでしょうね。

 ハネカクシの仲間は、種数も多く、オオズオオキバハネカクシに似たものもたくさんいます。 ざっと書いてみますと、
 オオキバハネカクシ…よく似ていますが上翅会合部が黒い。
 ハスオビオオキバハネカクシ・・・腿節が黒い。
 アカバオオキバハネカクシ・・・触角が黄色で、頭部幅が前胸とほぼ同じ。
 イクチオオキバハネカクシ・・・腹節両側4節が白っぽく、頭部幅は前胸とほぼ同じ。
 ヒメオオキバハネカクシ・・・腹節両側3節が薄色

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2013年10月30日 (水)

ハエヤドリクロバチ科の一種

Haeyadorikurobachi131021_1

 ハエヤドリクロバチ科(ハエヤドリコバチ科)の頭部は洋ナシ型です。 触角節は11~15節とのことですが、写真のものは15節でしょう。

 横から見ると、触角の下にひさし状の突起があります。
 日本で記録されているのは5属9種だけですから、詳しく調べれば、分類学的な位置ももう少しわかるのかもしれませんが・・・。
 この科の蜂の多くは、名前のとおり、ハエの幼虫や蛹に内部寄生します。

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2013年10月29日 (火)

キッコウハグマ ②

 昨日の続きです。

 昨日はキッコウハグマの1つの頭花(上の写真)は3小花からなること、上の写真の赤く見えているのは、それぞれの小花の集葯雄ずいであることなどを書きました。
 キク科の多くの花では、花粉は集葯雄ずいの内側に出されます。 上の写真(クリックで拡大します)の集葯雄ずいの先端には孔が見えます。 この孔の奥に花粉が放出されていて、その下にはメシベがあるはずです。
 虫が訪花して集葯雄ずいに触れる代わりに、指で集葯雄ずいの先端を数回軽く叩いてみました。 すると・・・

 集葯雄ずいの先端の孔から花粉が押し出されてきます(上の写真)。 これはオシベに触れた刺激によりオシベの花糸が縮み、相対的にメシベが伸び、集葯雄ずいの内側に出されていた花粉を押し出したことによります。 写真の一番奥(中央)の小花では、白いメシベの柱頭が少し見えています。
 このたくさんの花粉は、虫の体にくっつきやすくなっているようです。

Kikkouhaguma131022_6

 上は集葯雄ずいの先端を拡大したものですが、溢れ出た花粉の集団が横に流れたようになっています。 これは私の指にくっついて指の移動方向に流れたものです。

 ところで、キッコウハグマの茎にはたくさんの細長いつぼみのようなものがついています。

 上はそのひとつを拡大したものですが、よく見ると先端には冠毛が見えます。 つまりこれはつぼみではなく、花の終わった後です。 キッコウハグマには閉鎖花が多く、この細長いものの多くは閉鎖花だったのでしょう。

 上は同じ場所で一昨年の11月上旬に撮ったもので、冠毛が広がりはじめています。 下はその拡大です。

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2013年10月28日 (月)

キッコウハグマ ①

Kikkouhaguma131022_1

 キッコウハグマはキク科の多年草です。 茎は直立して高さ10~30cmほどになるのですが、葉は茎の下部にしかつきませんから、花の時期以外は、地面にへばりついている植物のような印象です。 ですから、上を他の植物に覆われると生きていけませんので、木陰であまり他の植物が元気に育たない程度の明るさの所で、しかも小さな多年草ですから、土壌が安定している所で生きている植物のように思います。
 花は9~10月に見られるのですが、閉鎖花が多く、咲いている花はわずかです。

 キッコウハグマの「キッコウ」は、5角形の葉をカメの甲羅(亀甲:きっこう)の模様に見立てたものです。 また「ハグマ」は、白い花をヤクの尾の毛でつくった飾り(白熊:はぐま)に見立てたものでしょう。 ちなみに、白熊(はぐま)は払子(ほっす)や槍の飾りなどに使われました。 とても高価で、白熊を染めた赤熊(しゃぐま)や黒熊(こぐま)などもあり、兜(かぶと)の飾りや兜の代わりにもされました。 武田信玄も白熊の兜を使っていました(こちら)。 NHK「八重の桜」で会津攻めの新政府軍も被っていましたが、これは江戸城に収蔵されていた白熊、赤熊、黒熊を、それぞれ長州、土佐、薩摩の指揮官が着用することで、勝利を誇示したということです。
 閑話休題。
 キッコウハグマはキク科ですから、その花(頭花)は小花(ほんとうの花)が集まったものです。 キッコウハグマの1つの花(頭花)は3つの小花からなっています。

 上が1つの頭花です。 赤く色がついているのは、集葯雄ずい、つまり5本のオシベの葯が輪状にくっつきあったものです。 メシベはこの集葯雄ずいの中心部に隠されています。 頭花は3つの小花からできていますから、集葯雄ずいも3つあります。
 キク科の1つの(ほんとうの)花(=小花)の花弁は5枚です。 タンポポなどでは、この5枚の花弁は横にくっつきあって1枚の花弁のように見えますが、キッコウハグマの5枚の花弁は根本がくっついているだけです。 1つの小花の花弁は5枚で、1つの頭花は3小花からなりますから、1つの頭花の白いひも状の花弁は15枚あることになります。

 余分なことを書きすぎて時間切れです。 この続きは明日に・・・。

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2013年10月27日 (日)

ヒメツノカメムシ

Himetsuno131021_1

 写真は苔むした木の切り株の上にいたツノカメムシ科のヒメツノカメムシだろうと思います。 よく似たクロヒメツノカメムシという種がいて、両者の違いは、ヒメの腹部腹面では気門以外に黒斑が無いのに対し、クロヒメの腹部腹面には黒色の点刻があるとのことです。 残念ながら腹部腹面の様子がよく分かる写真が撮れていないのですが、下の写真から、ヒメツノカメムシとしておきます。

 多くのカメムシの仲間は、卵を産みっぱなしにしますが、ヒメツノカメムシのメスは、エサキモンキツノカメムシなどと同様、卵を守ります。 ツノカメムシの仲間には、このような習性を持つものが何種類かいます。
 ヒメツノカメムシの名前で、「ヒメ」はこのカメムシが小型であるところからでしょうし、「ツノ」は前胸の両側が角(つの)のようになっているからでしょう。 しかし、前胸が尖っているものは、カメムシ科にも何種類もいます。 カメムシ科とは異なるツノカメムシ科の特徴は、腹面を比較するといろいろあるのですが、上から見ても分かる特徴として、カメムシ科の肢の跗節(ふせつ)が3節であるのに対し、ツノカメムシ科の跗節は2節からなります(下の写真)。

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2013年10月26日 (土)

ノビタキ

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 ノビタキは本州中部以北で繁殖する夏鳥で、大阪府あたりでは春と秋の渡りの時に見ることができるのですが、秋の方がゆっくり移動するのか、見る機会が多いようです。
 ノビタキのオスの夏羽は頭や背が黒く、翼の白斑が目立ちますが、今の時期は雌雄の区別のはっきりしないものが多いようです。

 ノビタキは森林で暮らす鳥ではないので、農耕地や河川敷など、開けた所で見ることができます。 餌は昆虫類が主です。
 写真のノビタキのとまっている柵の下は、少し荒れ気味の芝生です。 ノビタキは地面に虫を見つけると飛び降り、捕食しては柵に戻ることを繰り返していました。 草むらの中にいる虫を探すより、芝生を上から見ている方が虫を探しやすいのでしょうね。


毛づくろい

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2013年10月25日 (金)

ガマズミの葉を食べるサンゴジュハムシ

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 写真はガマズミの葉を食べていたサンゴジュハムシです。

 サンゴジュハムシは、年1回の発生で、成虫は夏から秋に見られます。

 上はサンゴジュにいたサンゴジュハムシの幼虫です。 今年の4月下旬の撮影です。 幼虫は5月中旬あたりから土に潜って蛹になります。

 ところで、サンゴジュにつくサンゴジュハムシの成虫が、なぜガマズミの葉を食べていたのでしょうか。 ガマズミとサンゴジュは、じつは同じレンプクソウ科( 以前はスイカズラ科 )であるどころか、同じ属( Viburnum )です。
 ガマズミは落葉樹で葉の裏などに毛が多く、葉は幅広く、果実も上向きにつくのに対し、サンゴジュは常緑樹で艶のある葉、果実は垂れ下がるなど、ガマズミとサンゴジュは人の目にはかなり印象の異なる木です。 しかしサンゴジュハムシは、このガマズミとサンゴジュがかなり近縁関係にあることを、私たちに教えてくれています。

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2013年10月24日 (木)

スッポンタケ②

 スッポンタケは、寿命の短いキノコで、美しい姿の状態には、なかなか会えません。 今回、たくさんのスッポンタケの生えている所があり、いい状態の写真が撮れましたので、前にもいちど載せていますが、再登場です。 スッポンタケに関する基礎的なことは、前の記事(こちら)に書いていますので、今回は省略します。

 まずは発見の経緯から・・・
 薄暗い林の中を歩いていると、足元からベッコウバエが飛び立ちました。 飛び立った場所を見ると、スッポンタケがありました。
 スッポンタケは、においでハエの仲間などを呼び寄せ、胞子を運んでもらいます。 このベッコウバエは、スッポンタケに惹かれるのですが、私がいるので近づくこともできず、30分ほどの間、ずっと近くにいました。

Suppontake131021_1

 上の写真、右下にスッポンタケがあります。 そしてその奥、写真の上部中央の木の切り口にベッコウバエがとまっています。

 上がそのベッコウバエです。

 よく見ると、スッポンタケはあちこちにありました。 上の写真には1枚目とは異なるスッポンタケが2本写っています。
( 上の写真は 1,024×1,024 です。 大きなディスプレイがありましたら、拡大してご覧ください。)

 スッポンタケの「卵」もたくさんありました。 上の写真では、下中央と左端に「卵」が、右上に伸びたスッポンタケが写っています。 下中央の「卵」は、少し割れかけています。

 たくさんの「卵」があったので、断面を作ってみました。(上の写真:解説はこちらを見てください。)

 静かにしていると、ハエの仲間も来はじめました。 最初に載せたベッコウバエは私が立ち去るのを待っているようでしたが・・・。
 上の写真は横に木があって回り込めず、この角度からしか写真を撮れず、ハエの種類は分かりません。

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2013年10月23日 (水)

キヅタ

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 ツタの名前は「つたう」から、つまり他の植物や岩などをつたって伸びるところからと言われています。
 ツタは落葉のツル植物ですが、少しこれに似て冬でも葉を落とさない、ヘデラ、アイビー、セイヨウキヅタなどと呼ばれている植物を、よく目にします。 ちなみに、ヘデラは学名(属名)、アイビーは英語(ivy)です。
 この植物は、品種改良が進み、鉢植えや生け花などの観賞用として、またグランドカバーなどとして、利用されていますが、日本にもセイヨウキヅタと同じ属(つまりヘデラ)の、キヅタというツル植物が自生しています。

 上は木の幹を覆うようにして育っているキヅタで、花を咲かせています。 キヅタは今が花の時期です。
 キヅタは茎からたくさんの根を出しますが、この根はくっついてよじ登るための根で、他の木の幹に食い込んで養分を吸収するような根ではありません。
 ツタも年々伸びていきますので、「草」ではなく「木」なのですが、キヅタ(木蔦)の名前は、茎も硬く、より木的な雰囲気を持っているからでしょう。 落葉性のツタがナツヅタ(夏蔦)と呼ばれるのに対し、キヅタはフユヅタ(冬蔦)と呼ばれることもあります。

 花は散状花序につきます。 1つの花に注目すると、黄緑色の花弁が5枚、オシベは5本、メシベの周囲には花盤が発達しています。
 この花のつき方や花の様子はヤツデの花に似ています。 キヅタはヤツデなどと同じウコギ科の植物で、春にはヤツデとよく似た実をつけます。
 なお、上でツタとキヅタは似ていると書きましたが、似ているのは生活のしかたであって、ブドウ科のツタとは、キヅタの花や果実の様子は全く異なります。

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2013年10月22日 (火)

キボシマルウンカ

Kibosimaruunka131021_1

 写真はマルウンカ科のキボシマルウンカです。 色も形も毒をもつテントウムシに擬態しているのだろうと言われています。
 成虫は秋に出現します。 写真はガマズミの枝にいるところを10月21日に撮ったものですが、発生時期なのか、全く別の場所のススキの葉の上にもいました。
 見上げているような複眼が好きで、顔の正面から撮ろうと、いろいろ試みていると、パチン!と跳ばれてしまいました。 これまで何度跳ばれたことか・・・。 今回は写真を撮れたことで満足しましょう。

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2013年10月21日 (月)

キンエノコロにいたヒメコバチの一種?

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 花と実が混在しているキンエノコロに、体長2mmほどの小さな蜂がいました。 ヒメコバチの一種だと思いますが、よくわかりません。 禾をかきわけてうろうろしていましたから、飛来してたまたまキンエノコロにとまったということではなく、目的をもって来ているようなのですが、よくわかりません。

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 前にイヌタデで産卵するヒメバチのことを載せましたが、今回もこの蜂がどんな目的でキンエノコロに来ていたのかは謎です。

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2013年10月20日 (日)

ハマギク

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 ハマギクは、名前のとおり、浜で見られるキク科の多年草です。 ただし自生地は関東地方以北の本州の太平洋岸で、ここに載せたのは京都府立植物園で育てられているものです。
 花は9~11月頃に見られます。 学名は Nipponanthemum nipponicum で、種小名を見てわかるとおり、日本の特産種です。

 乾燥しやすい海岸の環境に耐えるため、葉は厚く、クチクラが発達していて光沢があります。 地下茎で増殖し、茎は木化します。
 なお、シャスターデージーは、このハマギクとフランスギクなどを交配して作られたものです。

【 参考 シャスターデージー 】

※ シャスタ(Shasta)はカリフォルニア州のシャスタ山から。 シャスタ山の万年雪の白さを花の白さに喩えたのでしょう。

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2013年10月19日 (土)

アシブトコバチ科の一種

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 堺自然ふれあいの森で10月6日に撮ったアシブトコバチ科の一種です。 体長は4.5mmほどでした。
 アシブトコバチの仲間は日本では50種あまりが知られています。 アカアシブトコバチキアシブトコバチなどのように色の特徴があれば分かりやすいのですが、前回載せたもの(こちら)や今回のもののように、ほとんど黒色というのは種名を調べるのが難しく、今回もギブアップです。
 背景は観察用の橋の手すりの色ですが、羽化したばかりなのでしょうか、たくさんいました。

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2013年10月18日 (金)

コハモグリガ Phyllocnistis sp.

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 写真の蛾はヤツデの葉の裏にいたのを撮ったもので、翅端までの長さは2.2mmでした。 この蛾は「みんなで作る日本産蛾類図鑑」のホソガ科コハモグリガ亜科(Phyllocnistinae)の未同定種 Phyllocnistis sp.に載せられている【成虫写真3】と【成虫写真4】にとてもよく似ています。 「みんな蛾」に載せられているのは、ヒサカキに潜っていたものを飼育して得られた成虫のようです。
 小蛾類(ミクロレピ)の研究は遅れていて、コハモグリガの仲間も、既に知られている種の数倍以上はいるようです。

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2013年10月17日 (木)

ハヤシノウマオイ

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 ハヤシノウマオイとハタケノウマオイは、鳴き声は違いますが、外見はとてもよく似ています。 「堺自然ふれあいの森」で撮った写真のウマオイは、メスで鳴きませんが、いた場所から、ハヤシノウマオイだと思います。

 ハヤシノウマオイもハタケノウマオイも、他の昆虫を捕らえて食べています。 前脚にも中脚にも長く鋭いトゲが目立ちますが、これもその時に役立っているのでしょう。
 複眼の上部には褐色の部分があるのは、ヤブキリなどと見分ける時に役立ちます。

 ハヤシノウマオイの鳴き声は、昔から「スィ~~チョ(ン)」とされ、名前も、この声が馬子が馬を追う時の声のようだということでつけられています。 しかし、もちろん写真の個体ではありませんが、私の耳には、どうしても「チョッジ~~~」としか聞こえません。

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2013年10月16日 (水)

ミゾゴイ

 今日、梅田に出る用事があったので、有名になっているミゾゴイの所に寄ってみました。
 ミゾゴイは主に日本各地の里山で繁殖し、冬季には南下して九州~フィリピンで越冬しますが、世界で1,000羽以下しかいないと言われており、国際自然保護連合の絶滅危惧種に指定されていますし、環境省第4次レッドリスト(2012)では絶滅危惧II類(VU)に指定されています。
 そんな珍しいミゾゴイが、10月4日に梅田のビルの地下駐車場に迷い込んでいたところを発見されました。 地上の緑地に放してやると、ミミズや昆虫などの食べ物も多く、水路もあり、その場所が気にいったのか、元気に飛ぶこともできるのに居続けているとのことです。 その様子はNHK関西のニュースでも紹介されています(こちら)。
 居続けているといっても、渡りの途中でしょうし、2週間近くにもなり、さすがにもういなくなっているかもしれないと思いながらも行ってみると、まだいて、よく人に慣れ、愛嬌をふりまいていました。

Mizogoi131016_1

 上はカラスが上を飛んだ時にとった擬態の姿勢です。 カラスをワシタカ類と同様に見たのでしょうか、このままの姿勢で、しばらくは全く動きませんでした。 この姿勢でどれくらい敵の目をごまかせるのかということにも興味がありますが、そのことはともかく、たくさんの人の前で野性の姿を見せてくれました。

 このミゾゴイは、羽にパッチ状の色の薄い部分があるなど、体の色から考えて幼鳥のようです。 上は、動きがあるので少しブレていますが、大きな太いミミズを土の中から引っぱり出しているところです。

 オンブバッタをGet!

 羽をきれいに開いたところも撮りたかったのですが・・・

 上は歩いているところで、足の指(の色)まで分かりますし、羽冠の様子も確認できます。

(2013.11.20.追記)
 上記のミゾゴイは11月中旬に飛び去ったようです。 約1ヶ月半滞在していたことになります。

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2013年10月15日 (火)

キマダラカメムシ

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 用があって奈良県の河合町に行き、少し時間があったので中山田池公園を歩いたところ、その一角にたくさんのキマダラカメムシがいました。 たくさんいたのは四阿(あずまや)の柱や板壁で、どのような理由で集まっていたのかは分かりません。 大きなカメムシで、一見地味ですが、黄色の斑紋はなかなかあざやかです。
 Wikipedia によれば、キマダラカメムシは南方系の外来種で、日本では1770年代に長崎県の出島で最初に発見され、近年急速に分布を北上させており、2006年には岡山県で、2010年には東京、2011年には愛知県で生息が確認されているとのことです。 九州北部では以前からたくさんいたようで、長崎のエフさんのブログでは2008年に産卵の写真も載せられています。

 上の写真では、キマダラカメムシは口吻を体の下に伸ばし、周辺は濡れているようです。 セセリチョウやタテハチョウなどでは、鳥の糞などに自分の尿をかけて栄養分を溶かしだし、それを吸う「吸い戻し行動」が知られています。 写真のキマダラカメムシが行っているのも、それに似た行動なのでしょうか。

◎ キマダラカメムシの幼虫などはこちらに載せています。

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2013年10月14日 (月)

オオキトンボ

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 オオキトンボは、2012年の環境省レッドリストでは絶滅危惧IB類に指定されています。 大阪府下でも記録は府下全体にあるのですが、最近の生息情報は府の南部からのみのようです。
 ようやく秋らしくなって重い望遠レンズもあまり苦にならなくなった今日、オオキトンボの様子を見に行ってきました。 9時半頃から10時半頃まで見ていましたが、長距離の移動もできる飛翔力のあるトンボのはずですが、思ったよりも動きは少なく、飛んでもすぐ近くにとまりました。 数頭見かけましたので、かなりいるようです。

Ookitonbo131014_5

 オオキトンボはアカネ属のトンボ(いわゆる赤トンボ)です。 アカネ属の特徴の1つとして、前胸部の背面に長毛が見られます(上の写真)。

 ※ 以下の写真はクリックで拡大します。 「オリジナルの表示」では、1,024×768 の大きさになります。

 下は逆光ぎみに翅の美しさを狙った写真ですが、もうひとつ、雌雄についても書いておきます。 オオキトンボは雌雄の差の少ないトンボですが、上4枚の写真はメスで、下はオスだと思います。 トンボの腹部は、卵が入っている分メスの方が太いのが一般的です。 また交尾時にオスは尾の先でメスの後頭部をつかみ( このつかむための付属器はきちんと撮っていませんでした (-_-; )、メスは腹部を曲げてオスの腹部第2・3節にくっつけて精子をもらいます。 このための器官として、オスの腹部第2・3節には「副性器」という飛び出た部分があります。 メスには副性器がありませんから、その部分は平らです。
 上下の写真を比較してみると、メスの腹部下面には白っぽい部分があるようですね。

 オオキトンボは岸辺が湿地状に広がり、抽水植物の多い開放的な比較的大きな池沼で見られています。 写真のオオキトンボのいた池は平地の皿池で、まさにこのような環境にありました。
 上で赤トンボの一種と書きましたが、オオキトンボはそんなに赤くはならず、これから成熟が進むと、暗い褐色がかった色になっていくようです。
 キトンボと似ていますが、オオキトンボの翅は全体が橙黄色であるのに対し、キトンボでは翅の基部に近い部分の色が濃くなっています。 また、成熟が進むとキトンボの方が明るい赤に近い色になっていきます。

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2013年10月13日 (日)

イボバッタ

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 イボバッタの名前は、上の写真の赤い矢印のように、前胸背面にイボのような突起が2つあるところからです。
 イボバッタは、多くの場合、ほとんど草の生えていない地上で生活していますが、この日はたまたまジャンプして着地したのが腐りかけた伐採木の上で、この場所でも隠蔽色がとてもよく機能しています。

 イボバッタは自分が目立たない場所にいることがわかっているのでしょうか、撮影の間、じっとしてくれていました。

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2013年10月12日 (土)

ルリテントウダマシ

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 少し腐りかけた伐採木にいたルリテントウダマシです。 前胸背板は光沢のある黒色で波曲し、前翅は光沢のある濃い瑠璃色なのですが、この色が写真ではなかなかうまく表せません。 下の写真も、逃げこまれる前に瑠璃色を表現したいとあせって撮り、顔には全くピントが合っていません・・・(-_-;

 ルリテントウダマシはテントウムシダマシ科に分類されています。 科名には「ムシ」が入っているのですが、和名では無視されています。 科名も検索して調べてみると、混乱しているようです。
 テントウムシダマシの仲間は熱帯アジアに分布の中心を持ち、食菌性で、主に多孔菌類を食べているようです。

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2013年10月11日 (金)

ハムシダマシ

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 クリの木の地上から1.5mほどの所にいた、雨に濡れたハムシダマシのメスです。 オスはもう少し触角が長く、複眼も大きいようです。
 遠目にはハムシのようですが、艶がありません。 艶が無いのはたくさん毛が生えているからで、ハムシ科の虫でこのように毛の生えているものはいません。

 ハムシはハムシ上科ハムシ科に分類されているのに対し、ハムシダマシはゴミムシダマシ上科ハムシダマシ科またはゴミムシダマシ上科ゴミムシダマシ科ハムシダマシ亜科に分類されていますから、ハムシとハムシダマシは“他人のそら似”で、分類的にはかなり遠縁です。
 ゴミムシダマシの仲間ということで、幼虫は腐植質を食べるようですが、成虫についてはよく分かっていないようです。 検索してみると、葉にいる写真がたくさん出てきますし、だからこそハムシに似ていると思われたのでしょうが・・・

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2013年10月10日 (木)

ハリカメムシの3齢幼虫と5齢幼虫

 ハリカメムシはタデ科やイネ科の植物でよく見られます。 前に成虫と4~5齢の幼虫を載せ(こちら)、そこで若齢幼虫はトゲだらけで面白いと書きましたが、今回3齢幼虫に出会うことができました。

Harikamemusi130929_1

 上がイヌタデにいた3齢幼虫です。 近くに数頭いました。

 上は3齢幼虫を横から撮ったものです。

 3齢幼虫を撮ってから1週間後、同じ場所に5齢幼虫がいました(上の写真)。 脱皮してそんなに時間が経過していないようで、近くに脱皮殻があります。 体には緑色の部分があります。

 同じ個体を腹側から撮ってみました。

 最初に5齢幼虫を撮ってから4日後、体は暗褐色になっていました( 写真はフラッシュの光を当てすぎて明るくなっています )。

 (堺自然ふれあいの森)

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2013年10月 9日 (水)

セスジササキリモドキ(オス)

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 タイルの壁にとまっていたセスジササキリモドキのオスです。 セスジササキリモドキは低山の林内や林縁の樹上で生活していますが、夜間に灯火にひかれて来たのでしょう。

 ササキリモドキの仲間はキリギリス科に分類されていましたが、近年ササキリモドキ科に独立しました。 ササキリモドキ科の仲間を見分けるには、オスの尾端部の形態が重要になってきます。 セスジササキリモドキの尾端部は単純で、1対のしゃもじのような尾肢が目立ちます(上の写真)。

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2013年10月 8日 (火)

イヌタデで産卵するヒメバチ

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 イヌタデの群落で数頭(同一種)のヒメバチが飛び回っていました。 種名は分かりません。 上はそのヒメバチの翅脈を撮ろうとしたのですが、翅が重なっていて、よく分かりません。

 以下の写真はクリックで拡大します。 「オリジナルの表示」では、1.024×768 の大きさになります。

 見ているとあちこちで、触角でイヌタデの花の間を探り、産卵管をイヌタデの方向に向けて刺しています。 なお、ここに載せた写真は9月29日に撮ったものですが、10月6日に同じ場所に行ってみると、まだ同様の産卵行動を取っているヒメバチがいました。

 産卵管が産卵管鞘に収納されている状態の写真も1枚載せておきます(上の写真)。

 ところで、このヒメバチは何に卵を産み付けているのでしょうか。 ヒメバチの幼虫は他の昆虫に寄生します。 しかし、ヒメバチが産卵行動を取っていたイヌタデを、いくら探しても、他の昆虫の幼虫や蛹らしきものは見つけることができませんでした。 イヌタデの果実もしくはあの細いイヌタデの花茎に何かの幼虫が潜り込んでいるのでしょうか。

(2015.1.30.追記)
 このヒメバチは、チビアメバチ亜科のDiadegma属かEriborus属だろうと教えていただきました。 詳しくはこちらをどうぞ。

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2013年10月 7日 (月)

ツツドリ

 夏鳥が去り、冬鳥が来る・・・今年の鳥の渡りの時期も後半になってきました。 都市公園でもさまざまな鳥が観察されています。
 堺市の大泉緑地にもツツドリが来ていると聞き、見に行ってきました。

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 ツツドリの声は、山に行くとよく聞こえてきます。 ツツドリの声は、竹筒などを吹いた時の“ボーボー”という音によく似ています。 名前もこのことに由来しているのでしょう。 しかし山での姿は、なかなか見ることができません。
 ホトトギス科の鳥、特にカッコウ、ツツドリ、ホトトギスは互いによく似た色彩です。 外見のよく似た鳥は、ムシクイ類などもそうですが、全く違ったさえずりをします。 鳥の間でも見誤りを避けようとしているのでしょうか。 しかし子育てを終えたこの時期の鳥はほとんど鳴きませんから、識別は形態に頼らざるをえません。
 ホトトギスは少し小さく、腹の横縞はカッコウは細くたくさんで、ツツドリとホトトギスの横縞は太く荒いものです。

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2013年10月 6日 (日)

クロウリハムシのトレンチ行動

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 カラスウリの葉に描かれたたくさんの円形の食み跡(上の写真)、じつはクロウリハムシのしわざです。

 クロウリハムシはカラスウリの葉が好物ですが、その食べ方を見ていると、まずカラスウリの葉に円形の切れ込みを入れ、それから切れ込みの内側を食べ始めます。
 上の写真で、右下の個体は、カメラを近づけたために顔を上げてしまいましたが、切れ込みを入れている最中でした。 そして左上の個体は、円形の切れ込みの内側を食べ始めています。
 このような切れ込みを入れる行動は「トレンチ行動」と呼ばれています。 英語の trench (トレンチ)は、「溝」や「くぼみ」などの意味です。
 クロウリハムシはなぜこのような行動を取るのでしょうか。 カラスウリの葉は傷をつけられると、被食を防ぐ液体を出します。
 この液体は、網の目状に張り巡らされている葉脈(維管束)を通って運ばれてきます。 トレンチ行動は、この維管束を切断するために行われるのでしょう。
 秋になり、カラスウリの活性も低下し、葉を傷つけられてもあまり液体は出てきていないようですが、カラスウリの生長の盛んな時期には、傷口からは乳白色の液が出てきます。
 クロウリハムシの立場から言えば、被食忌避物質の少なくなった時期が、カラスウリの葉の食べ頃かもしれません。

 トレンチ行動を行うかわりに、別個体が作ったトレンチや摂食跡を利用することも有意義な行動になるでしょう。 このことが、たくさんカラスウリの葉があってもクロウリハムシが特定の葉に集中する理由の一つではないでしょうか。

 (2013.9.26. 堺自然ふれあいの森)

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2013年10月 5日 (土)

景観形成作物としてのホテイアオイとスクミリンゴガイ

 ホテイアオイは、水と高い気温があれば驚異的な増殖力を示し、増えすぎて水路を妨げたり水力発電に弊害をもたらしたり、日本などでは冬に枯れますのでその腐敗臭が問題になったりと、「青い悪魔」などと呼ばれて嫌われています(こちら)。 しかし花は美しいのですから、きちんとコントロールできれば、いい観賞植物となります。
 奈良県の橿原市は、水田の持つ多面的な機能を利用する農業施策の一環として、本薬師寺周辺の米の生産調整地約1.4haを利用し、もう10年以上も前から、ホテイアオイを景観形成作物として栽培しています(こちら)。 その様子を見てきました。

Hoteiaoi131003_1   後ろの木のある場所は本薬師寺東塔跡、その右は香久山

 ホテイアオイは、水に浮いているよりは、根が地中に伸びている方がたくさんの花が咲くことを既に書きました(こちら)。 本薬師寺周辺の休耕田では、毎年ホテイアオイが植え付けられています。

 いちめんに同じ植物が育てられていれば、それを餌とするものが増えるのは道理です。 ホテイアオイには害虫は少ないのですが、あちこちにスクミリンゴガイにかじられた跡や、その卵塊が見られました。

 上の写真の、左下のホテイアオイの葉の上の赤っぽい色をしたものが、スクミリンゴガイの卵塊です。 卵は水中では孵化できないので、濡れない場所に産み付けられます。
 スクミリンゴガイはジャンボタニシとも呼ばれている南アメリカ原産の外来種です。 東アジアや東南アジア各地ではイネの害虫となっていて、世界の侵略的外来種ワースト100リスト選定種の1種となっています。
 日本へは1980年代に食用として持ち込まれましたが、採算が取れないために廃棄され、養殖場から逸出したものが野生化し、分布を広げています。 下は本薬師寺のホテイアオイ栽培場所の一角にいたスクミリンゴガイです。

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2013年10月 4日 (金)

シリジロメナガヒゲナガゾウムシ

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 お尻の白いのは分かりますが・・・

 伐採木にいたシリジロメナガヒゲナガゾウムシです。 今回は逃げ足が速く、横からも顔の正面からも撮ることができませんでした。 昨日カオジロヒゲナガゾウムシを載せていたので、ヒゲナガゾウムシ科だと気がついて種名までたどり着けましたが、そうでなければ迷宮入りの可能性大でした。

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2013年10月 3日 (木)

カオジロヒゲナガゾウムシ

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 少し腐りかけた伐採木にいた逃げ回る小さな虫、最初上の写真を撮った時は、何の仲間か見当がつきませんでした。 ところが横から撮ってみると・・・

 白っぽくて細長い顔が下に伸びています。

 カオジロヒゲナガゾウムシはヒゲナガゾウムシ科に分類されています。 幼虫は朽木の中で育ちます。

 (2013.9.26. 堺自然ふれあいの森)

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2013年10月 2日 (水)

ヨトウガ

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 夜、電気をつけると、どこから迷い込んだのか、室内でヨトウガが飛んでいます。 しばらく飛んではとまってくれますので、その時に撮影。 いろんな背景の写真が撮れましたし、後翅の見える写真も撮れました。

 ヨトウガの成虫は、年2回、4月~5月と9月~10月に出現します。 名前の「夜盗」は、幼虫が昼間は静かに(土の中に)潜み、夜に悪いことをする(作物を食害する)ことによります。

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2013年10月 1日 (火)

アカオビアザミウマ

 アカオビアザミウマ( Selenothrips rubrocinctus )というおもしろい虫がいることを、昨年のおちゃたてむしさん(成虫幼虫)やBABAさん(幼虫)のブログで知りました。
 ネットで検索してみると、アカオビアザミウマはハウス栽培のマンゴーなどに加害する農業害虫として話題になっているようです。 暖地性のアザミウマですが、どうやら北上してきているということで、私の家の近所ではどうだろうと気になっていました。 多食性のようですが、おちゃたてむしさんはタイワンフウ(フウ、サンカクバフウ)で、BABAさんはアメリカフウ(モミジバフウ)で見つけられたということでしたので、我家のすぐ近くのタイワンフウもアメリカフウもある公園に探しに行ってきました。

Akaobi131001_1  ※ 今日の写真(全て)はクリックしても拡大しません。

 アメリカフウの葉の裏で、何やら黒い小さな虫が歩き回っていました(上の写真)。 アザミウマなら細長い体型のはずで、これは違うと思いながらも、とりあえず撮っておこうと何枚か撮っているうちに気づきました。 腹部を持ち上げて歩き回っていたのでした。

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 横から撮ると、腹部を反らしているのが分かります(上の写真)。 1枚目の写真は、腹部をもっと反らしていた個体を真上から見ていたことになります。

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 しばらく見ていると静止しました(上の写真)。 落ち着いた状態では腹部を伸ばすようです。 体長は1.3mmでした。

 成虫では名前の「赤帯」の意味がはっきりしませんが・・・

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 上は、これだけ翅原基が大きいと、たぶん終齢の幼虫でしょう。 おちゃたてむしさんより、触角が背中にくっついた状態になっているので蛹か前蛹ではないか、とのコメントをいただきました。 歩いていたので幼虫と思い込んでいたのですが、調べてみると、アザミウマ類には摂食はしなくなるが動けるという蛹のような時期があるようです。 おちゃたてむしさん、いつもありがとうございます m(_ _)m
 小さくてよく分かりませんが、腹部の第2・3節が赤くなっているようです。 腹部末端にも小さく赤い部分があります。 体長は、成虫とそんなに変わらず、1.1~1.2mmほどでした。

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 上はもう少し齢の若い幼虫でしょう。 おもしろいのは、腹部の末端に長い毛があり、そこに排泄物と思われる液体を溜め、それを持ち上げて歩き回ることです。

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 上は真上から見たものです。 この液体の球は、もっともっと大きくなります。 それを撮りたかったのですが、残念ながら大きな球形の液体を持ったものは見つかりませんでした。
 他の記事でこれまで何度か書いてきたように、植物から吸汁する虫は、その液が栄養的に偏りがあるため、必要な成分を吸収し、残りを排泄します。 しかし、アカオビアザミウマの場合は、単なる排泄目的なら、このように球状にして持ち上げておくようなことをする必要はありません。 球状の液体はたぶん防衛に役立っているのでしょうが、具体的にどのように役立っているのでしょうか。
 それと、最初に書いたように、成虫も活発に活動する時には腹部を持ち上げているということです。 幼虫の行動と、どのような関連性があるのでしょうか。

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