アリバチ科の一種(オス)
伐採されて地面に転がされたままで少し腐りかけた木材の上を、アリバチがうろうろしていました。
アリバチは「蟻のような蜂」ということで、日本では20種ほどが知られています。 写真のように拡大すると、そんなに蟻に似ているようには見えませんが、肉眼的には、色も大きさも歩く速さも、蟻によく似ています。 写真のアリバチは、大型のアリ程度の大きさでした。 特にアリバチのメスには翅がありませんから、よけいに蟻に似てきます。 しかし、蟻(アリ科)も蜂(ハチ目)ですから・・・ この後はあまり深く考えないことにします (゚-^;
見ていると、朽ちた所から材の中に潜り込んでいきました。 アリバチは、アナバチ、ハナバチ、クモバチなどの他の蜂の幼虫や蛹などに卵を産み付けて捕食寄生することが知られています。 しかし産卵するのはメスです。 このオスは何の目的で材の中に入っていったのでしょうね。
(2013.9.11. 堺自然ふれあいの森)
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