ハマスゲ
ハマスゲはカヤツリグサ科の多年草です。 名前に「スゲ」とついていますが、スゲ属ではなく、カヤツリグサ属です。 また、名前に「ハマ」とついていますが、海浜植物ではありません。 写真のハマスゲも芝生の雑草として生えていたもので、乾燥しやすい所によく生えています。 浜も乾燥しやすい所が多いので、こういう名前になったのでしょうか。
根出葉は長く、たくさんあるのですが、上の写真では芝の葉といっしょになってしまって、よく分かりません。 匍匐茎を伸ばして広がり、そのあちこちから花茎を立ち上げます。 花茎には3枚ほどの包葉があります。
上の小穂の写真で、鱗片の間から出ている白いものはメシベの柱頭で、2裂しています。 黄色い細長いものはオシベの葯です。
冬にハマスゲの根茎を掘り取って乾燥させたものは香附子(こうぶし)と呼ばれ、生薬として用いられてきました。 漢方では、芳香性健胃、浄血、通経、沈痙の効能があるとされているようです。(Wikipedia)
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