« 2013年7月 | トップページ | 2013年9月 »

2013年8月31日 (土)

ヤブガラシグンバイ

Yabugarasigunbai130816_1

 写真はヤブガラシグンバイだと思うのですが・・・。 ヤブガラシグンバイはヤブガラシにいるのですが、写真はクズの葉です。 もっとも、近くにはヤブガラシもありましたが・・・。

 もうひとつ、よくわからないのは、葉から吸汁しているのではなく、何か白い物質に口吻を刺しています。

 この白い物質、ちゃんと撮れば何か分かるかと思い、ヤブガラシグンバイには無理やり離れてもらったのですが、特にこれといった特徴もありません。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2013年8月30日 (金)

アズチグモ(オス)

Azuchigumo130827_1

 クズの葉にいたアズチグモのオスです。 体長は 2.5mm、上から見ただけではカニグモの仲間としか分からなかったのですが、特徴のある顔を正面から見て、すぐにアズチグモと分かりました。

 もっと大きくて白っぽいアズチグモのメスは前に載せています (こちら) が、その時には載せられなかった腹面から撮った写真を下に載せておきます。 オモダカの花の上で、じっと獲物が来るのを待ち構えているアズチグモのメスです。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2013年8月29日 (木)

マツムシモドキ

Matsumushimodoki130814_1

 マツムシモドキは樹上性のマツムシの仲間(マツムシ科)です。 長い触角を持っていますので、触角を含めた全身を撮ってみたものが、上の写真です。 写真はたぶんオスだと思いますが、オスとメスは上から見るとよく似ています。
 翅は発達していますが、発音器は無く、オスも鳴きません。 オスは体を振動させ、メスは枝を伝わる振動をたどってオスの所にたどりつくようです。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2013年8月28日 (水)

コゴメガヤツリ

 コゴメガヤツリはカヤツリグサ科カヤツリグサ属( Cyperus )の1年草です。

Kogomegayatsuri120731_1

 上は7月下旬に撮ったコゴメガヤツリです。 花序は最初写真のように上を向いているのですが・・・

 上は8月23日の撮影です。 果期に入ると、花序は写真のように横に傾き、先が垂れてきます。 カヤツリグサ属のなかでこのような姿になるのは、コゴメガヤツリだけです。

 上の写真のように、花序は複雑に枝分かれしています。

 上の写真、もうほとんどの小花は果実になりかけていますが、まだメシベを出している小花がありました。 カヤツリグサ属には2花柱(柱頭が2つに分かれている)のものと3花柱(柱頭が3裂)のものとがありますが、写真のように、コゴメガヤツリは3花柱です。 2花柱のものは平たい果実を、3花柱のものは3稜形の果実を作ります。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2013年8月27日 (火)

ホオズキカメムシの卵にトビコバチ(?)が産卵

Tobikobachi130811_1

 ピーマンの葉の裏にホオズキカメムシの卵が産み付けられていて、その卵にトビコバチの仲間 ( だと思いますが、とにかく小さくてよく分かりません ) が産卵に来ていました。
 上の写真では産卵管が差し込まれていますが、ホオズキカメムシの卵の長さが1.3mmほどで、トビコバチ(?)が1.0mmほどでしたから、当日持参していた撮影道具では、これくらいの写真が限度です。 (最初から3枚目までの写真は、クリックしても拡大しません。)

Tobikobachi130811_2

 上は1枚目と同じ個体です。 下は別の葉で撮った別の個体です。

Tobikobachi130811_3

 当日はたくさんのトビコバチ(?)がいました。 下の写真には大きさも腹部の色も異なる2種類の個体が写っていますが、これが雌雄なのか別種なのかは分かりません。

 数日後に見に行くと、下のような口の開いた卵殻がありました。

 ホオズキカメムシが無事に孵化したのなら、蓋が開くようにきれいな孔が開くはずですし、寄生者が脱出する孔はそんなにきれいではないはずです。 上の写真の孔はどちらなんでしょうね。 大きさが揃っていないので両方が混じっているのかもしれません。

| | コメント (2) | トラックバック (0)

2013年8月26日 (月)

ヒゲナガヤチバエ

 昨日のタマガヤツリの所で登場したヒゲナガヤチバエを、もう少し詳しく・・・。

Higenagayachibae130823_1

 写真を撮っていて、誤って飛ばれてしまったのですが、なんと私の手に着地し、口吻を伸ばしていました(上の写真)。 そっとタマガヤツリに乗り移らせて、写真撮影を継続。 そんなに飛翔力が無いのか、タマガヤツリが気に入っているのか、とにかくカメラを近づけても、全く平気です。

 ヒゲナガヤチバエはヤチバエ科に分類されていています。 「ヤチ」とは「谷地」で、ヤチバエ科の幼虫は貝類を餌としています。 ヒゲナガヤチバエの幼虫もヒメモノアラガイなどの淡水産巻貝を食べているようで、成虫も水辺からそんなには離れないようです。
 永冨昭・櫛下町鉦敏「ヒゲナガヤチバエの生活史」(昆蟲33(1)1965)によれば、成虫は貝の死体やアリマキの分泌物などをなめて餌としているとのことですが、今回はタマガヤツリの花序に口吻を伸ばしていました。 タマガヤツリのあちこちにアリマキがいたとは思えないのですが・・・。

※ 冬に撮った体色の異なるヒゲナガヤチバエはこちらに載せています。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2013年8月25日 (日)

タマガヤツリ

Tamagayatsuri130823_1

 タマガヤツリは、湿地に生え、全体が柔らかいカヤツリグサ科の1年草です。 花茎の先端には3枚ほどの長い苞葉があり、そこに数個の花序がつきます。

 花序には数cmほどの柄があるものや、ほとんど柄の無いものもあります。

 タマガヤツリの名前は、小穂が玉のような形に集まっているからです。 小穂は咲き始めは淡緑色です、種子が熟すにしたがって暗紫褐色を帯びてきます。 上の写真では種子の熟したものから順に落ちはじめています。

 このタマガヤツリにヒゲナガヤチバエがいました。 上の写真では小穂に邪魔されて口吻の全体がはっきり見えていませんが、太い口吻を伸ばしていました。 かなり小穂に執着している様子でしたので、何かを食べているのでしょうが、タマガヤツリは風媒花ですから、蜜は期待できないはずです。 花粉を食べていたのでしょうか。 (明日の記事に続きます)

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2013年8月24日 (土)

ハラアカヤドリハキリバチ

Haraakayadorihakiribachi130821_2

 堺自然ふれあいの森でイヌザンショウの花が咲きはじめ、さまざまな虫たちが来ていました。 今日はそのうちのハラアカヤドリハキリバチ(ハラアカハキリヤドリ)です。 ハラアカヤドリハキリバチは、その名のとおり、ハキリバチ科の蜂です。
 ハキリバチの仲間は、既存孔や地中に巣を作ります。 その時に、植物の葉を丸く切り取って巣材にする種が多く、そのことが科名になっています。 巣には花粉と花蜜を混ぜた花粉団子を蓄え、そこに産卵します。
 ところがこのハラアカヤドリハキリバチは、同じハキリバチ科のオオハキリバチの巣を乗っ取り、卵を産み付けます。 つまり巣作りの苦労も花粉団子作りの苦労もオオハキリバチにさせるわけで、このような宿主の労働を搾取する形の行動を「労働寄生」と呼んでいます。
 同じイヌザンショウの花には、ハキリバチ科のツルガハキリバチも来ていて、熱心に花粉を集めていました。 ところがハラアカヤドリハキリバチは自分の腹を満たす蜜を吸えばいいのですから、訪花時間は短く、蜜の少ない花を次から次へと移動します。 つまり、なかなかまともな写真が撮れません・・・。

 ハラアカヤドリハキリバチの体には、短い毛は生えていても、目立つ毛はありません。 花粉を毛にくっつけて集める必要が無くなったからでしょう。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2013年8月23日 (金)

クスノキの葉のダニ

ここにあった記事はこちらに引っ越しています。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2013年8月22日 (木)

ツマグロスケバ

 ここにあった記事は、こちらに引っ越しています。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2013年8月21日 (水)

ヤマノイモ

 ここにあった記事は、こちらに引っ越しています。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2013年8月20日 (火)

クチバスズメ?に寄生していたコマユバチ

ここにあった記事は、こちらに引っ越しています。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2013年8月19日 (月)

オニドコロ

 ここにあった記事は、こちらに引っ越しています。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2013年8月18日 (日)

ツノヤセバチ科の一種

ここにあった記事はこちらに引っ越しています。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2013年8月17日 (土)

フユイチゴ

Fuyuichigo130814_1

 堺ふれあい自然の森で、はやくもフユイチゴの花が咲き始めていました。 フユイチゴの名前は、冬に赤く熟すからで、花の盛りは9月から10月です。

 フユイチゴは常緑の匍匐性小低木で、関東以西に分布します。 浅く3裂する丸い葉の裏面には細かい毛があります。 茎にはトゲが散生していることが多いので、注意が必要です。
 花は、オシベもメシベも多数で、ガク片よりも短い5枚の白い花弁があります。 最初は1枚目の写真のように斜め下向きに咲くのですが・・・

 花はそのうちに次第に上を向いてきます(上の写真)。 花は雌性先熟で、この頃にはメシベは縮れてもう見えません。

 果実は11月頃から熟しはじめます。 上は11月上旬に撮ったものです。 嫌みのない、なかなかおいしい果実です。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2013年8月16日 (金)

マダラエグリバ

 ここにあった記事は、こちらに引っ越しています。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2013年8月15日 (木)

ヒメドコロ

ここにあった記事は、こちらに引っ越しています。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2013年8月14日 (水)

ヒロオビジョウカイモドキ

Hiroobijoukaimodoki130814_1

 上はヒロオビジョウカイモドキのオスです。 近くで羽化したばかりだったのでしょうか、オスもメスもたくさんいました。

 ヒロオビジョウカイモドキは、体長が3mm前後の小さな虫ですが、赤みがかった広い帯が目立ち、存在していればすぐに分かります。 しかしこの虫のおもしろさは、拡大して見てはじめてわかるオスの触角の様子でしょう(上の写真)。
 触角の基部近くの2節が、膨らんでいるだけではなく、窪みや突起もあります。

 上はメスです。 メスの触角は、基部近くの節に少し膨らみが見られるものの、オスの触角ほどには異形ではありません。
 オスとメスで形態的に異なるケースの多くは、交尾か産卵に関するものでしょう。 オスの触角はどのような機能を担っているのでしょうか。
 おちゃたてむしさんのところでは、雌雄が触角をこすり合わせる求愛行動らしきものが載せられています(こちら)。 この時、オスの触角は折りたたまれ、窪みがメスの方に向き、何か物質のやり取りをしているようにも見えます。

 ところで、上の写真のメスは、葉をかじっているようにも見えます。 ジョウカイモドキ科の昆虫は、ジョウカイボン科に似ているところからの名前でしょうが、分類学的には離れています。 似ている点といえばどちらも肉食で、花や葉の近くをうろうろしながら獲物を待ち構えるといった生態的な類似点でしょう。 しかしジョウカイモドキ科の昆虫は、幼虫はたしかに肉食なのですが、成虫では植物を食べるケースもあるようです。
 上の写真のメスは、葉の表面で小さな虫を食べていたのでしょうか、それとも葉をかじろうとしていたのでしょうか。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2013年8月13日 (火)

「ハスの葉の上で水が沸騰!?」を改良しました

 2007年8月6日に載せた記事「 ハスの葉の上で水が沸騰 !? 」の動画のリンクが外れていましたので、改めて動画を挿入し、別の写真や動画も付け加えました。
 本日は忙しくて、それだけ。 新たな記事の追加はありません。 なぜ忙しかったのかは、お墓参りもありましたが、大きな理由はこちら

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2013年8月12日 (月)

クマゼミの抜け殻

 6年前に記事にした「クマゼミの抜け殻の白い糸の正体は?」は、例年夏になるとアクセス数が増えるのですが、それが年々多くなってきています。 管理者として嬉しく思っています。
 上記の記事の内容はクマゼミに限ったことではないのですが、これに関して、クマゼミの抜け殻を他のセミの抜け殻と区別する方法について質問をいただきました。
 クマゼミは南方系のセミで、温暖化の影響でしょうか、西日本の市街地で見ることのできるセミは、ほとんどがクマゼミになってしまいました。 しかし、林の中に入れば、アブラゼミなども見ることができます。 下は堺市で住宅地のすぐ近くにある「堺自然ふれあいの森」で昨日撮ったアブラゼミです。 つまり西日本の平地でも、いろいろなセミの抜け殻が混じる可能性があります。

 クマゼミは、日本産のセミの中では、石垣島や西表島に分布するヤエヤマクマゼミに次ぐ大きさです。 ですから、近畿地方などでは、大きなセミの抜け殻であればクマゼミのものと思えばいいのですが、大小は比較するものがあって分かることで、抜け殻1つでは、見慣れていないと難しいでしょう。

 前振りが大変長くなってしまいました。 クマゼミの抜け殻を他のセミの抜け殻と見分ける確実な方法、それは“でべそ”の有無を確認することです。

Kumazemi130812_1

 上はクマゼミの抜け殻を腹面から撮ったもので、中脚と後脚の真ん中に“でべそ”のような膨らみがあります。 このような“でべそ”を持ったセミが他にもいるのかどうかは知りませんが、少なくとも、関西で夏に見られるセミで、このような“でべそ”が見られるセミの抜け殻は、クマゼミのものだけです。
 ちなみに、大阪府では、小学生を中心に、セミの抜け殻で、どのような環境にどのようなセミがいるのか調べようと、「セミのぬけがら探し」をしています。 その時に使用している、6種類のセミの抜け殻の見分け方にリンクしておきます。(こちら)

 “でべそ”のついでに、クマゼミの抜け殻の各部の拡大写真( 1,024×768 )を下に載せておきます。 土がついたままですが・・・。


顔の正面から


口吻


前脚


“でべそ”(上に載せたのとは、撮影の角度を少し変えています)

 このようにしてみると、クマゼミの抜け殻にはけっこう毛が生えているのですね。

| | コメント (4) | トラックバック (0)

2013年8月11日 (日)

ハマスゲ

Hamasuge130723_1

 ハマスゲはカヤツリグサ科の多年草です。 名前に「スゲ」とついていますが、スゲ属ではなく、カヤツリグサ属です。 また、名前に「ハマ」とついていますが、海浜植物ではありません。 写真のハマスゲも芝生の雑草として生えていたもので、乾燥しやすい所によく生えています。 浜も乾燥しやすい所が多いので、こういう名前になったのでしょうか。

 根出葉は長く、たくさんあるのですが、上の写真では芝の葉といっしょになってしまって、よく分かりません。 匍匐茎を伸ばして広がり、そのあちこちから花茎を立ち上げます。 花茎には3枚ほどの包葉があります。

 上の小穂の写真で、鱗片の間から出ている白いものはメシベの柱頭で、2裂しています。 黄色い細長いものはオシベの葯です。

 冬にハマスゲの根茎を掘り取って乾燥させたものは香附子(こうぶし)と呼ばれ、生薬として用いられてきました。 漢方では、芳香性健胃、浄血、通経、沈痙の効能があるとされているようです。(Wikipedia)

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2013年8月10日 (土)

フタスジモンカゲロウ(オスの亜成虫)とトウヨウモンカゲロウ(成虫)

 ここにあった記事は、こちらに引っ越しています。

 

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2013年8月 9日 (金)

イワヒメワラビ

 ここにあった記事は、こちらに引っ越しています。

| | コメント (1) | トラックバック (0)

2013年8月 8日 (木)

ヒメワラビ、ミドリヒメワラビ

ここにあった記事は、こちらに引っ越しています。

| | コメント (2) | トラックバック (0)

2013年8月 7日 (水)

コガタスズメバチの巣の観察記録 ②

ここに載せていた記事は、こちらに引っ越しています。

| | コメント (2) | トラックバック (0)

2013年8月 6日 (火)

コガタスズメバチの巣の観察記録 ①

ここにあった記事は、こちらに引っ越しています。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2013年8月 5日 (月)

ナス(茄子)の不思議発見

Nasu130804_1

 身近な植物で不思議発見! - とても身近な野菜のナスでも、注意して見てみると、いろいろおもしろい特徴がみつかります。

 上はナスの花です。 合弁花で花冠は5裂しています。 オシベは5本です。

 上は花のオシベとメシベを拡大したものです。 1本のオシベは2室の葯からなりますが、葯の先端に孔が開いていて、花粉はここからこぼれ落ちます。 ナス科の植物にはこのようなオシベが数多く見られます。
 ナスはインドの東部が原産と考えられていますが、野性のナスでは花の中心部に来た虫がオシベに触れると、その振動で虫の背中に花粉を振りかけ、他の花へ花粉を運んでもらうしくみだと思われますが、野菜としての品種改良の過程ででしょうか、栽培されているナスは自家受粉で果実を稔らせるようになっています。
 なお、ナスの花には、長花柱花(オシベよりメシベが長い)、中花柱花(オシベとメシベがほぼ同じ長さ)、短花柱花(オシベよりメシベが短い)の3種の花が混じって咲きます。 上の写真は中花柱花でしょう。 3種類の花があるのは野生の時には意味があったのでしょうが、自家受粉をする栽培されているナスではほとんど意味を持たないのでしょう。 もちろん、花は斜め下を向いて咲き、花粉は下に落ちるわけですから、長花柱花が最も自家受粉しやすく、収穫されたナスはほとんどが長花柱花由来のものと考えられます。 下は花が終わり、メシベの基部にある子房が膨れつつある状態ですが、長い花柱がついています。

 上の写真で、あちこちに白くモヤモヤしたものがついていますが、星状毛です。 ナスの星状毛は比較的大きなものですから、星状毛の観察には適した材料と言えるでしょう。


ガク筒の星状毛


葉柄の星状毛

 ナスの葉にとまっているアカガネコハナバチのところにも、ナスの葉の表面の星状毛が写っています。

 ところで、1枚目のナスや2枚目の花の写真で、そのついている所に違和感を感じませんでしたか?
 ガクも花弁もオシベもメシベも葉が変化したものと考えられていますから、起源的には花はたくさんの葉の集まりです。 たくさんの葉は枝につきます。 枝が伸びてたくさんの葉をつける出発点は芽です。 そして、芽のつく位置は葉の腋(腋芽)か茎の頂(頂芽)です。 つまり花のつく位置も、葉の腋か茎の頂です。 ところがナスの花は茎の途中に咲き、花から果実ができるのですから、ナスも茎の途中にぶら下がることになります。
 この不思議な花のつき方は、次のように考えられています。


一般的な花のつき方(模式図)


ナスの花のつき方(模式図)

 つまり、ナスの花も葉腋から出ているのですが、花柄が一部茎と融合しているのだと考えられます。 これもナス科植物によく見られる特徴です。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2013年8月 4日 (日)

アオスジアゲハの卵と若齢幼虫

ここにあった記事はこちらに引っ越しています。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2013年8月 3日 (土)

ニホンカナヘビ

Kanahebi130726_1

 ニホンカナヘビは、このブログには既に登場済み(こちら)ですが、その時のものより腹面が美しい黄色です。
 ニホンカナヘビはニホントカゲと混同される場合もありますが、色も違いますし、ニホントカゲの尾の長さが全身のほぼ1/2であるのに対し、ニホンカナヘビの場合は、尾が全身の長さの2/3を占めています。
 上で色がニホントカゲとは異なると書きましたが、ニホンカナヘビにもいろんなタイプがいるようで、大阪付近で多く見るのは、写真のように、背が茶色で、脇腹が白く、腹が黄色のものですが、全身が茶色のものや灰色のものもいるようで、地域的な偏りがあるようです。

 上2枚は、PCでは、写真をクリックして「オリジナルの表示」で、どちらも 1024×768 まで拡大できます。 以上の3枚は同一個体ですが、撮り方によって、かなり印象が違ってきますね。

 この日はよくニホンカナヘビに出会いました。 下は別個体です。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2013年8月 2日 (金)

アカガネコハナバチ(オス)

Akaganekohanabachi130726_1

 上はアカガネコハナバチのオスだろうと思います。 ナスの葉の上にいました。 少しピントがナスの葉の表面の方に行ってしまって、星状毛がきれいに撮れていますが・・・。
 カメラを近づけると飛ばれてしまいましたが、すぐ近くの竹の支柱にとまってくれました(下の写真)。 飛び回る気配はなく、訪花するでもなく、何かを待っているようでした。 メスの飛来を待っているのでしょうか。

 コハナバチの仲間も似たものが多く、なかなか種名まで分からないのですが、このアカガネコハナバチの赤銅色の金属光沢では間違わないと思うのですが・・・。
 メスは、触角がオスより短くオスのように直線的ではなく、脚ももう少し黒っぽい部分が増えるようです。 巣は地中に作り、幼虫の餌は花粉だんごです。
 と、ここまで少し自信なさげに書いてきたのは、今頃オスが見られるのか、少し不安だからです。 オスが見られるのは秋のはずなのですが・・・。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2013年8月 1日 (木)

スベリヒユの閉鎖花、そして自家受粉について考える

 スベリヒユの閉鎖花について、質問をいただきました。
 閉鎖花というのは、花が開かないままで種子を作る花です。 閉鎖花に対して、“ちゃんと”咲く花を開放花といいます。
 閉鎖花といってもいろいろで、例えばスミレ類などのように開放花とは異なる閉鎖化をつくる植物もあります(下の写真)し、オシベもメシベも成熟しているのに花を開くだけの“元気”が無いといったケースもあるでしょう。


タチツボスミレの閉鎖花の果実(2013.6.8.撮影)

 この場合、花が開くか開かないかの前に、その植物が自家受粉を拒否するのか許すのかという問題があります。 自家受粉とは、メシベに同一の花のオシベの花粉がついて種子ができることを言います。
 植物の中には、メシベの柱頭に同じ花の花粉がついても、自己の花粉の花粉管を伸ばすことを抑制する物質を出し、自家受粉を不可能にしているものもあります。 自家受粉が許されないなら、閉鎖花の意義はありません。 閉鎖花は自家受粉を積極的に行うためのひとつの手段でしょう。
 なぜこのような自家受粉を拒否しようとする植物も、自家受粉を積極的に行おうとする植物もあるのか、それは、自家受粉には長所も短所もあるからでしょう。

自家受粉の長所:
 花粉媒介をしてくれる昆虫などがいなくても種子生産ができる。
自家受粉の短所:
 さまざまな形質を持った多様な子孫を作り、より環境に適応した子孫誕生に期待するという有性生殖の意義が制限される。

 この問題をさらに掘り下げると、有性生殖の意義や、生物に寿命があることの意義などにも関ってきますが、とりあえずはここで止めておく事にします。


スベリヒユの花と種子

 スベリヒユに話を戻します。 スベリヒユについて閉鎖化の存在を確認する実験を行ったわけではありませんし、文献も見当たりませんでしたので、以下は私見になります。
 スベリヒユの場合は、開花している時間が短いことや、花のつくりを見るとオシベとメシベが接していることからも、自家受粉している可能性が高いと思います。 またスベリヒユの生えている場所を見ても、そんなに昆虫相が豊かだとは思えません。
 スベリヒユは、昆虫に花粉を運んでもらうことを期待しながらも、花粉を運んでもらえない場合は自家受粉で種子を生産し、秋に気温が低くなるなど、花が開けない場合には、閉鎖花のようなふるまいをするのではないでしょうか。

| | コメント (2) | トラックバック (0)

« 2013年7月 | トップページ | 2013年9月 »