キバネトゲアシクモバチ?のコアシダカグモ狩り
山道で大型のクモバチが大きなクモを運んでいる場面に出会いました。 クモは腹面が上を向いています。
クモバチ科の蜂は、クモを狩って幼虫の餌とする蜂ですが、130種ほどが記載されています。 その中には体長数mmのものもいるのですが、写真の大きさのクモバチにも似たものが何種類かいて同定は難しいのですが、キバネトゲアシクモバチではないかと思います。(タイトルに「?」をつけたのは、そのような理由です。)
脚にはたくさんのトゲが生えています。 上の写真では中脚と後足の様子が、下では前脚と中脚の様子が分かります。(写真はクリックで拡大します。)
どうやらクモの触肢をくわえて運んでいるようです。
このような現場はできるだけ迫力ある写真を撮りたいものと近づいて撮っていると、蜂はクモを放してしまいました。(上の写真はクリック後に「オリジナルの表示」の選択で 1,024×768 まで拡大できます。)
近くでこちらを見つめているキバネトゲアシクモバチです。
離れているうちに、クモをひっくり返して見ました。 どうやら犠牲になっていたのはコアシダカグモだったようです。 麻酔されていますが死んではいないようで、体は柔らかく、脚を少し動かしました。
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