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2013年6月14日 (金)

マダラマドガ

 上の写真のように一部が巻かれた葉があちこち目につくシラカシがありました。 オトシブミの仲間の葉の巻き方にしたら不自然だなと思いつつ、よく前を通る場所なので、注意しておればそのうち成虫も見ることができるだろうと思っていました。
 6月5日の朝、見るとあちこちでマダラマドガが巻いた葉の上にとまっています(下の写真)。 葉を巻いたのはマダラマドガの幼虫だったようです。 羽化したばかりのようで、カメラを近づけても逃げません。

 マダラマドガのとまっていない巻いた葉をほどいてみると、蛹の抜け殻がありました(下の写真)。

 インターネットで調べると、マダラマドガの食餌植物としてアラカシが挙げられています。 上記のマダラマドガの発生した近くにはアラカシはありませんから、シラカシでもちゃんと育つことが分かりました。

 マドガ科は熱帯地方を中心に分布しているグループです。 マドガは翅に透明紋があり、これを窓に見立てた名称ですが、マドガ科全体としては、翅に透明紋を持つ種はわずかで、マダラマドガにも透明紋はありません。

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