クロオオアリ
友ヶ島にいたクロオオアリです。 クロオオアリは普通種のアリで、特に友ヶ島がどうということは無いのですが、ここに載せることになったのは、次のような理由からです。
上は三角おにぎりを入れていたケースです。 昼食時、広場の縁の木陰でおにぎりを食べていて、ふと見るとケースの中にクロオオアリがいっぱい。 クロオオアリは、このような開けた場所によく巣を作ります。
食事中のクロオオアリは動き回りませんし、おにぎりケースの色は背景としてもいいので、たくさんの写真を撮ることになったというわけです。
クロオオアリは、同じオオアリ属のムネアカオオアリと共に、日本に分布する蟻の中では最大級です。 働きアリは、7~9mmのものと、頭部の大きい10~12mmのものの2種類います(最初の写真)。
形態的な特徴としては、 触角と脚は比較的長く、全身は細かい毛のため光沢が無く、腹部には少し長い褐色の毛が生えています。 側方から見ると、胸部の背縁は緩やかな弧を描き、二山に見えることはありません。
※ 友ヶ島シリーズは今回で終わりにします。
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