カメノコデオキノコムシ?
写真はデオキノコムシ科の甲虫で、カメノコデオキノコムシではないかと思います。 なかなかいい顔してます。
デオキノコムシの「デオ」は、外国語由来のような語感ですが、じつは「出尾」で、前翅(=上翅)の末端より腹端が大きく突出しているところからの名前です。 下の写真で、左下が頭部で、右上の節があるのが腹部(の一部)です。 頭部は下を向いていて、見辛くなっていますが、この状況はヤマトデオキノコムシなどと同じです。
デオキノコムシの仲間は、成虫も幼虫もキノコを餌としていると考えられています。
この写真を撮った状況は以下のようでした。
傘の取れたキノコ(ムジナタケ?)の傘にたくさんの甲虫が見えました(上の写真)ので、もう少し全身を見ようと少し触ると、ほとんどの個体が一目散に四方に逃げ出しました。 そのスピードの速いこと・・・。
大多数の個体はあっという間に行方知れずになってしまいましたが、一部個体は頭隠して尻隠さず状態で近くにいました。 そのうちの1頭の隠れていた枯葉を慎重に取り除いて撮ったのが、上から3枚目の写真ですし、別の1頭は枯枝と枯葉の間に頭を突っこんでいましたので、枯葉を慎重に取り除き、デオキノコムシの乗った枯枝を慎重に持ち上げて撮ったのが、最初と2枚目の写真です。
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