ヒメスギカミキリ(オス)
切り倒されたスギの木の上にたたずむ1頭のカミキリムシ、ヒメスギカミキリのオスです。
ヒメスギカミキリの成虫は春(~夏のはじめ)に出現します。 メスの上翅は赤褐色ですが、オスの上翅は青みを帯びた黒色で、肩に赤い部分があります。 この配色は、前胸部や脚の形態、艶などに違いはありますが、ツヤケシハナカミキリ(下の【 参考 】)によく似ています。 なお、この赤い部分の大きさには個体差が見られるようです。
ヒメスギカミキリはスギやヒノキなど針葉樹の衰弱した木や伐採された木などの樹皮の隙間に産卵します。 写真のヒメスギカミキリも、倒されたスギを見つけて飛んできたばかりのようで、まだ下翅が少し見えています。
幼虫も成虫も樹皮に接する材を食べますので、林業にとっては困り者です。
【 参考 】 ツヤケシハナカミキリ(2012.6.13.撮影)
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