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2013年4月12日 (金)

カシルリチョッキリの産卵

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 堺市南区にあるフォレストガーデンで、カシルリチョッキリをみつけました。 カシルリチョッキリはカシ類などの新梢に産卵した後、産卵場所より少し幹に近いところで新梢を切断します。
 このブログでは、これと似た行動として、ドングリに産卵し、ドングリのついている枝を切断するハイイロチョッキリのことを書いています(こちら)。 なぜ切断するのかも、そちらに書きました。

 見つけた時は、交尾姿勢のまま、既にアラカシの新梢を切断する作業に入っていました(上の写真)。 下はその拡大です。 メスはオスを背負ったまま、切断作業を続けています。 アラカシは新梢を伸ばそうとしている時期で、活動が盛んな時期です。 新梢の切断面からは、維管束を流れていた液体が漏れ出してきています。

 下の写真、切断作業が進行し、切断面から先の新梢は、かなり垂れ下がってきています。 この角度からみると、オスの複眼の方が、メスの複眼より大きく、横に張り出しているようです。

 この段階では、カシルリチョッキリのいる場所は、切断面より先です。

 ここでカシルリチョッキリは切断面より幹側に移動しました。

 そして新梢を切り落としました。 切断面を確認しているのでしょうか、下の写真のように、しばらくウロウロして・・・

 交尾姿勢のまま、引き上げていきました(下の写真)。 みつけてからここまでに要した時間は9分でした。
 この後、カシルリチョッキリは、近くの新梢で新たな産卵場所を探していました。

 メスの長い口吻は、産卵場所に穴を開けたり、新梢を切断したりと、とても役に立っています。 しかしオスの長い口吻はどのように役立っているのでしょうか。 神様はメスとは全く違うオスの口吻を作るのがめんどうだったのかもしれませんね。

 閑話休題。 下は切り落とされた新梢を拾って撮ったものです。 赤い円で囲んだ所に産卵されたような跡が見えます。

 上の赤い円で囲んだ所を裂いてみると、卵が出てきました(下の写真)。 卵の近くに見える白い糸のようなものは、アラカシの維管束でしょう。

 下は切り落とされた新梢の全体を撮ったものです。 卵のあった位置は、赤い円の部分です。

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