モミジバフウの花
「楓」という漢字は、本来はフウ(タイワンフウ)という植物を意味する漢字でしたが、日本に入ってきた時に、フウとカエデの葉が似ていたために、カエデを意味する漢字だと誤ってしまったようです。
フウの仲間はアメリカ大陸にも自生していて、こちらはモミジバフウまたはアメリカフウと呼ばれています。 モミジバフウの紅葉は以前このブログにも載せました(こちら)が、モミジバフウの葉も、その名前からも想像できるように、よりカエデの仲間にそっくりです。 しかしモミジバフウもタイワンフウも、花を見ると、カエデの仲間の花とは全く異なり、別のグループの植物だと分かります。
モミジバフウの花は、春、葉の展開と共に花序が伸びてきます(上の写真)。 花序は球形のものが集まってつき、それより少し大きな球形のものが、少し離れて垂れ下がっています。 前者が雄花序で、後者は雌花序です。
上は雄花序の拡大です。 雄花序は不定数のオシベが小鱗片と混生しています。
上は雌花序です。 雌花はメシベが目立ちますが、その基部には鱗片と退化雄ずいがあります。
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