ヤマドリ(オス)
写真はキジ科のヤマドリです。 キジが主に平野部に生息するのに対し、ヤマドリはその名のとおり、主に山で生活しています。 大きな鳥ですので、枯葉の積った林床で採餌している時などは、カサカサとけっこう大きな音がします。
私も川の対岸に飛び移るのを目撃したこともあり、飛ぶことはできますが、ほとんど飛びません。
百人一首にある柿本人麿の
あしびきの 山鳥の尾の しだり尾の
長々し夜を ひとりかも寝む
にあるように、オスの尾はとても長く、個体差はあるものの、写真のオスでは体の約2倍の長さがあります。
ヤマドリは日本固有種で、5亜種に分けられています。 このヤマドリは分布域からするとウスアカヤマドリとなるのですが、私にはよく分かりません。
繁殖期は4~6月ということで、オスはなわばり宣言のためでしょうか、さかんにほろ打ち(ドラミング)を行っていました。 オスは鳴くことはほとんどありませんが、このほろ打ちで、縄張り宣言をするとともに、メスの気を惹くようです。 また、ほろ打ちは敵に対する威嚇の場合にも行われます。
下はほろ打ちの様子をgif動画にしたのですが、見ていただくには、写真をクリックして SkyDrive に移り、上にある「オリジナルの表示」をクリックしてください。(ややこしくてすみません。)
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