ヒサカキ
ヒサカキは暖地の林できわめて普通に見られる常緑の低木~小高木です。
サカキとヒサカキは、同じモッコク科でよく似ていますが、サカキの葉は全縁で、ヒサカキの葉にはきょ歯があります。
少なくとも私の住む地域では、神事にはサカキを使い、仏事にはヒサカキを使いますが、サカキは関東以南の分布のため、サカキの分布しない地域では、ヒサカキをサカキのかわりに使うようです。
今、ヒサカキはちょうど花の時期です。 手元にある保育社の「原色日本植物図鑑」(昭和54年発行)など、多くの図鑑では、ヒサカキは雌雄異株とされています。 ところが、この記事を書くために少し調べてみると、ヒサカキの花は、上のような雄花と、下のような雌花の他に、両性花もあり、この3種の花のうちの複数の花をつける株も少なくないとのことです。 雄株と雌株しかないものと思い込んで今まであまり注意してきませんでしたが、もう少し慎重に見ていく必要がありそうです。
下は11月上旬に撮ったヒサカキの果実です。 完熟すると黒くなります。 もうツボミもはっきり確認できます。
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