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2013年3月25日 (月)

ウズタカダニ科の一種

 昨日に続いてダニをもう一種、今日はササラダニ亜目ウズタカダニ科の一種です。 写真のウズタカダニは、体長 1.5mmほどで、ケヤキの樹皮の下にいました。
 今年に入って、マダニを介して感染するSFTS(重症熱性血小板減少症候群)で5人が死亡(現在のところ、国内の発症者は、この5人を含めて8人)したことが報じられ、ダニの注目度が高まりましたが、ダニ類は種類数も多く、極めて多様です。
 今回のササラダニの仲間は、腐食質を餌としています。 その中でウズタカダニなどのいくつかの科のダニは、脱皮殻を背負うというおもしろい性質を持っています。 写真のウズタカダニは、次第に大きくなっていくいくつもの脱皮殻を背負い続けているため、脱皮殻が堆(うずたか)く積み重なって、まるで貝殻を背負ったヤドカリのような姿になっています。 ササラダニの仲間は4回の脱皮を行いますので、写真の種は全ての脱皮殻を持ち続けているようです。

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