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2013年3月22日 (金)

ムネアブラムシの一種

Muneaburamusi130228_1

 葉の裏に、1.1mm×1.0mmで厚さ0.3mmのほぼ円盤状のものがくっついていました。 拡大してみると、脚が見えます(上の写真)。 いたのは、いろいろ撮ってメモしてなかったもので、頭の中がゴチャゴチャになっているのですが、たしかコジイの葉の裏だったと思います。 これはムネアブラムシの一種の無翅型で、シイコムネアブラムシかもしれません。
 ムネアブラムシの仲間は、前にナラムネアブラムシを載せています。 ナラムネアブラムシの場合は脚も触角も上からは見えなかったのですが、今回は脚も触角も(下の写真)見えています。
 上の写真で脚のついている位置は、“円周”のあちこちのように見えます。 昆虫の脚は胸につきますから、この虫の体は、大部分が胸部で、「ムネ」アブラムシの名前はこのことに由来しているのでしょう。 アブラムシは、色も形態も、ほんとうに多様ですね。

Muneaburamusi130228_2

 上は前方より見たもので、触角が見えます。 ムネアブラムシ類の属するアブラムシ科ヒラタアブラムシ亜科の無翅型では、頭部と胸部がほぼ一体化していて、複眼は持っていません。

Muneaburamusi130228_3

 上は後方より見たものです。

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 上の写真のように、大きな穴の開いたものもありました。 寄生者が抜け出た穴でしょうか。

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