オカモトトゲエダシャク
暖かくなり、急にいろんな蛾が目立ちはじめました。 そのうちの1種、オカモトトゲエダシャクです。
名前から分かるように、シャクガ科エダシャク亜科の蛾ですが、他の多くのエダシャクとは異なり、前翅は左右に広げ、後翅は体にピッタリとくっつけています。(クワトゲエダシャクなど同属の蛾は、こんな翅のたたみ方をします。)
翅を広げれば多くのシャクガ同様の翅のはずなので、翅を広げてもらおうといろいろ触ってみたのですが、ダメでした。 夜行性の蛾で、昼間は動かないことに決めているのでしょうか。
オカモトトゲエダシャクは3~4月頃に出現します。 上の写真を見ると、触角は立派で櫛の歯状で、オスでしょう。 写真のオカモトトゲエダシャクも灯火に惹かれて来ていたものですが、メスは灯火には来ず、あまり見られていないようです。
成虫はおもしろい姿勢をとっていますが、幼虫も下のようなおもしろい姿で休んでいるのをよく見ます。
幼虫が静止している時は、上のように前半身を丸めています。 この幼虫は5月に土中に潜って蛹になり、翌春まで土の中で暮らします。
なお、 幼虫の食餌植物は多様です。
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