ヒラタアブの仲間の幼虫と卵(抜け殻)
今年もイヌガシの葉の裏のトゲキジラミらしき幼虫を確認してきました。 幼虫はたくさんいましたが、やはり成虫は確認できませんでした。
トゲキジラミ(?)の幼虫に混じって、双翅目の幼虫と思われるもの(下の写真のa)がいました。 体長は1.8~2.2mmほどです。
双翅目の幼虫の形態は、いわゆる「ウジ」で、特徴に乏しく、よく分かりませんが、タマバエ科の幼虫は昆虫や植物に寄生します。 特にショクガタマバエはアブラムシの天敵としてよく知られていますが、他の昆虫の幼虫も食べるようですし、大きさはほぼ一致しますので、もしかしたらそれかもしれません。 BABAさんにヒラタアブの仲間の幼虫だろうと教えていただきました(下のコメント)。 これに伴い、タイトルも変更しました。
ところで、bは何でしょうね。 aとは無関係だとは思うのですが・・・。 ちなみにショクガタマバエなどは土に潜って蛹になります。 ヒラタアブの仲間の卵の抜け殻でした。 下に写真を1枚追加しておきます。 少し小さいですが、この写真を見ると、幼虫の1対の後気門や、卵殻表面の細かい模様も確認できました。
上はヒラタアブの仲間の幼虫を横から見たものです。
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コメント
こんばんは。
ヒラタアブの幼虫と卵の抜け殻に見えますがいかがでしょうか?トゲキジラミの幼虫の色がそのまま透けて見えているのが面白いですね。
投稿: BABA | 2013年3月21日 (木) 20時34分
ありがとうございました。
食べたものの色が見えるということは、体の表面も消化管の壁も透明なんですね。
投稿: そよかぜ | 2013年3月21日 (木) 22時03分