マネキグモ
マネキグモは、色彩的には地味な色をしていますが、歩脚四対のうちの第一脚が他の三対に比較して長く太く、おもしろい姿をしています。 冬場ですので葉の裏でじっとしていましたが、なかなかおもしろい餌の取り方をするようです。
マネキグモは森林に生息するクモですが、活動期の様子は次のようです。 網はごく簡単で、互いに繋がった数本の糸が張られていて、中央部が幅広くなっていて、そこだけに粘着糸があります。 マネキグモは糸の端にいて脚を前後に揃えて木の枝のようにしてじっとしています。 時々第一脚で糸を引き寄せてたるみを保持しておくのですが、この時の第一脚の動きが、人が手の甲を上にして招くような動きであるところから、マネキグモの名前が付けられたようです。 そして獲物が粘着糸にくっつくと、そのたるみを開放するので、獲物は粘着部にからまるのだそうです。
多くのクモでは眼は8個ですが、マネキグモの眼は4個しかありません。 しかも頭胸部の最前列ではありません。 少し明るく撮って眼が分かりやすくなっている写真を下に載せておきます。
下は腹側から撮った写真です。
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